サッポロ一番 サッポロ一番しょうゆ味(丼) | ただいま考え中!

サッポロ一番 サッポロ一番しょうゆ味(丼)

「サッポロ一番 サッポロ一番しょうゆ味(丼)」

推奨調理時間 熱湯3分 内容量 71g(めん63g) 318kcal 食塩相当量 4.6g

うまさ、サッポロにあり!
おなじみサッポロ一番醤油味の袋麺のイメージを丼型カップ麺で再現した一杯です。
2024年3月にリニューアルされており、お店で新バージョンを目にしたので久々に記事にしました。
しょうゆを練りこんだ張りのある歯切れのよい麺とチキンのうまみにジンジャー、ガーリック、オニオンなどの風味がきいたしょうゆ味スープがセールスポイントの一杯です。
昔ながらの醤油ラーメンのかやくとして多くの人が思い浮かびそうな、なると、ねぎ、焼のりが彩りを添えます。

カップの中に粉末スープ(先入れ)とかやく(先入れ)、焼のりパック(後入れ)の3袋構成です。
かやくの袋は乾燥具材のなると、ねぎが入ったものとやきのりがはいったものにわかれています。

麺は袋麺のサッポロ一番のイメージに近づけた感じの油揚げタイプの縮れ麺です。
しょうゆ練りこみ麺だからなのか、お湯を入れる前の麺の色は一般的なカップ麺の麺の色より少し特徴的なものにも見えます。
ここに粉末スープとかやくを入れてお湯を注ぎ3分で出来上がります。焼のりは仕上げ時に加えるあとのせ式です。

出来上がりはこのような感じになりました。
3分経過後ふたを開けてかやくが沈まないように表面を整理しつつ軽く麺をほぐし、焼のりをのせて撮影しました、
実際食べる前にはしっかり麺をほぐし、スープもしっかりなじませています。

麺は小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、しょうゆ、食塩、油脂加工品、粉末卵を配合した油揚げタイプの縮れ麺です。
ライバル商品といえそうな日清の出前一丁のカップ麺と比べると麺は少し太めに見えます。
袋麺のサッポロ一番しょうゆ味と同じくしょうゆ練りこみ麺を採用しており、この麺はリニューアル前のものとほぼ変わりはないようです。
袋麺のイメージを再現しているとはいうものの、鍋で煮込む袋麺と熱湯でゆでるような感じのカップ麺ではどうしても仕上がり具合が違うので麺の配合などはカップ麺と袋麺ではおそらく同一ではないと思われます。
3分でほどよいかたさに仕上がりお湯を注ぐ前には少し濃い感じに色がついた感じだった麺は、仕上がり時には自然な感じの麺になっていました。
麺量は63gとちょっと中途半端な感もありますが、レギュラーサイズの丼型カップ麺は60~65g程度のものが一般的でその範囲内に入っています。
大盛上等ガッツリいきたい派でもない限り満足できると思います。

スープは塩、糖類、香辛料、しょうゆ、油脂加工品、小麦粉、チキンエキス、ねぎ、チキン調味料、たん白加水分解物、植物油脂、発酵調味料、野菜エキスなどを合わせた醤油味仕立てです。
前バージョンとほぼ同じような構成ですが、若干の品目変更や構成比の変更が見られます。
スープそのものの味付は前バージョンと大きく変わっていませんが、0.2g減塩になっているようです。
チキンベースのスープに香味野菜のうまみを加えた少し濃いめの醤油味スープはロングセラーならではの安定したおいしさを感じさせてくれます。

かやくはなると、のり、ねぎです。
全バージョンから引き続き醤油ラーメンの王道のような具材構成ですが、メンマがカットされるなどかやくが極限まで切り詰められたような感があります。
実際焼のりを除いたかやくの小袋の中身はかなり寂しげな感じで、原材料価格の高騰と販売価格を極端に上げたくないというバランスの問題でもありそうですがここまで極限に近い状況を目の当たりにするといろんな思いが頭を駆け巡ります。
肉系具材は残念ながら含まれていないのですが、焼豚などがあれば醤油ラーメンの一般的なイメージにさらに近づくとともに具材の寂しさを和らげる効果も出そうですがコストアップにもつながりそうなので実現は難しそうですね。
のりは2枚入っており、かやくの全体的な量感アップにいい働きをしているように感じましたが、これ以外の具材があまりに寂しげになってきたのでのりを1枚にするかいっそのりを廃止して野菜系具材のボリュームアップに振った方がよさそうな気もします。
今回のリニューアルでは塩らーめん丼カップにおいてもかやくの量感が残念な方向に変更されているので、原材料価格や諸コストの高騰がまだ続いているということなのでしょう。

袋麺のイメージをカップ麺でもうまく再現しながら、独自の魅力も感じられる一杯です。
リニューアルによって具材がかなり減ってしまいカップ麺のかやくがこの先成立するのか危機的感を抱くほどになってきましたが、どこか懐かしさを感じる醤油ラーメンをイメージできそうな演出はかろうじて維持されています。
少し残念なところは見え隠れしますが、袋麺のサッポロ一番のおいしさを手軽なカップ麺にというコンセプト通り安定のおいしさを味わうことができます。
時々食べたくなる方も多いと思いますが、カップ麺は袋麺の魅力にも勝るほどの手軽さで私たちの心と体を満たしてくれます。
コンビニよりスーパーの売場で見かけることが多いと思います、これが食べたい時はスーパーのカップ麺売り場を覗いてみることをおすすめします。
ごちそうさまでした。