TOPVALU BESTPRICE スパイシーカレーヌードル | ただいま考え中!

TOPVALU BESTPRICE スパイシーカレーヌードル

「TOPVALU BESTPRICE スパイシーカレーヌードル」

 

 

推奨調理時間 熱湯3分 内容量 87g(めん64g) 402kcal 食塩相当量 3.9g

イオングループのPBブランド「TOPVALU」の縦型カップ麺を紹介します。
カップ麺の定番商品はお手頃価格をアピールする商品群の「BESTPRICE」に位置付けられていますが、2024年2月にいまま縦型カップ麺のヌードルシリーズの定番3種類がリニューアルされました。
今回リニューアルされたのはしょうゆ味、カレー味、シーフード味の3品ですが、今回はその中からカレー味のリニューアル品を紹介します。
今までの商品は、パッケージに表記されている商品名とみられる部分が長くなっていましたが、どうやら商品名かどうかわからなかった部分をそぎ落としてシンプルに「スパイシーカレーヌードル」という商品名にしたようです。
パッケージデザインも大きく変更され、ひときわ大きく力強い文字で書かれていた商品名も少し細めの優しい感じの書体に変わりました。
今回のリニューアルポイントはもちろんパッケージだけでなく、麺がリニューアルされておりおいしく生まれ変わったことをアピールしています。
トップバリュのホームページに紹介されているセールスポイントはリニューアル前と変わらず玉ねぎのうまみにスパイスをきかせたカレー味のスープがセールスポイントです。
製造は東日本明星の埼玉工場が担当しています。

カップの中はこのような感じです。
麺、かやく、スープの素があらかじめセットされている縦型カップ麺では基本的なスタイルです。
カレー味は他の2品に比べて粉末スープが少し多めに入っているような感じがします。
他にカレー味ならではの特徴としてはふたを開けた時からカレーの香りが少し強めに感じられる所も挙げられそうです。
お湯を注ぐだけで作る事ができる手軽さはリニューアルを重ねt下も受け継がれており変わっていません。
ここにお湯を注ぎ3分で出来上がります。


出来上がりはこのような感じになりました。
3分経過後ふたを開けて少し表面を軽く整理つつ軽くスープをなじませ、さっと表面部分の麺をほぐして撮影しました。
この写真の時点では撮影用に見栄えを整えただけに過ぎないので、実際食べる前にはしっかり麺をほぐしてスープをよくなじませています。

麺は小麦粉(国内製造)、パーム油、食塩、チキンエキス、チキン調味料、砂糖、加工油脂、しょうゆ、香辛料などを合わせた油揚げタイプの麺です。
前バージョンと比べ豚エキスが使用されなくなるなど若干構成が変わっています。
以前の商品ではスープの味によって麺を変えていたのですが、このリニューアルで3品目とも麺の素材構成が同じになっており3品目で麺を共有することになったものとみられます。
麺の形状としては縮れ付のついたヌードルタイプの麺で、3分で少しやわらかい感じに仕上がりました。
滑らかな口当たりで、少しとろみのついたカレースープが絡んでくるので飽きることなく食が進みます。
リニューアルポイントとしてパッケージに堂々と表記されている麺のおいしさアップについては、どこがどう変わったかと期待していましたが正直目立った変化は感じられなかったのは私の舌が鈍感なのかもしれません(涙)。
麺量は64gとレギュラーサイズの縦型カップ麺としては平均的なレベルですが、3品目で麺の量は若干異なっておりカレー味の麺量はしょうゆ味とは1g差があります。
リニューアル前と麺量は変わっておらず、比較対象と想定される日清のカップヌードルカレーよりも麺が4g多い逆転現象が継続しています。

スープは小麦粉、砂糖、豚脂、乳糖、食塩、カレー粉、フライドオニオン粉末、ばれいしょでん粉、香辛料、ポテト粉末、たん白加水分解物、デキストリン、香味調味料などをあわせたカレースープです。
成分構成はリニューアル前と変わっていませんが、構成品目の表示順に変更された部分もあり配合比など細部に変化があったようです。
少しとろみが強めで麺にスープがよく絡むようなスープに仕上がっており、玉ねぎなどの甘みとカレーのスパイシーな辛さがおいしさを作り上げています。
比較対象として想定される日清カップヌードルカレーのスープと比べるとすこしとろみとスパイシー感が強めに感じます。
スパイシーと名乗っていますが辛さは多くの人に受けいれられそうなレベルなので、スパイシー感のあるカレーの旨味が心地よく味わえるものに仕上がっています。

かやくはフライドポテト、味付豚肉、フライドオニオン、にんじん、ねぎです。
カレー味のヌードルでも日清カップヌードルカレーが事実上の標準になっており具材の構成のイメージを作り上げた感があります。
この商品においてもリニューアル前と同じくカップヌードルカレーの影響を受けたかのような具材構成になっています。
ただ具材の量感についてはしょうゆ味のヌードルと比較すると少し控えめで、カレースープに埋没するとちょっと寂しげにも感じてしまいそうです。
見た目ほどはかやくの量感は悪くなく、食べているとかやくによく遭遇するのですが、見た目のイメージが与える影響がすこし不利に働いているのかもしれません。

同じ「BESTPRICE」シリーズでもノン降ら麺を採用した丼型カップ麺のように驚くほど思い切った価格ではありませんが、メーカーブランドの商品と比較するとお手頃な価格を実現しています。
もっとも最近の原材料費をはじめとする諸コストの高騰は格安商品を直撃しており、これらのBESTPRICE商品も値上げを余儀なくされています。
今回のリニューアルも販売価格の引き上げとセットで行われており、単なる値上げとイメージされないような工夫も垣間見られますがそうたやすくお手頃価格が維持できなくなっている現実も見えてきます。
このカレー味については販売価格の上昇に伴って他の2品にはない麺量の増量が行われており、諸コストの上昇に伴う価格上昇分を加味してもお得感を演出する商品づくりは見事なものです。
メーカーブランドも価格が上がっており、店頭販売価格は値上げされたものの相対的な価格の優位性は維持されておりお手頃価格でおいしく味わえてお腹を満たせる一杯です。
以前に紹介したしょうゆ味やシーフード味も含めてちょっと買い置きしておくには十分な一杯です。
ごちそうさまでした。

「BESTPRICE」シリーズのうち、極端な価格志向の商品が別ブランドに移行したのでトップバリュの縦型カップ麺はこのシリーズのみになりました。
カップ麺のBESTPRICE商品は最近の原材料価格をはじめ諸コストの高騰がコストアップ要因となり数年前に比べると値上げを余儀なくされています。
一時期は価格設定にも混迷が見られた時期もありましたが、この商品はイオン系スーパーでの標準価格は税別108円となっており2024年4v月時点ではこの価格帯がレギュラーサイズの縦型PBカップ麺の標準的な販売価格となりつつあります。
以前からのカップ麺愛用者にとっては値上がり感は否めませんが、メーカーブランド品も値上がりしているので相対的な価格優位性はゆるぎなくお手頃価格であることは変わりありません。
ブランドにこだわらず、価格と中身がバランスよく充実していればよいと思う方には注目の一杯です。
最近ではしょうゆ味とシーフード味のヌードルにはBIGサイズ品も登場しましたが、まだカレー味にはBIGサイズの商品がないのは少し残念でもあります。
これが気になる方はお近くのイオングループのお店のカップ麺売場に足を運んでみてはいかがでしょうか?
ごちそうさまでした。