ローソン 麺大盛り天かすうどん七味付き | ただいま考え中!

ローソン 麺大盛り天かすうどん七味付き

「ローソン 麺大盛り天かすうどん七味付き」

 

 

推奨調理時間 熱湯5分 内容量 102g(めん90g) 442kcal 食塩相当量 6.7g

ローソンのオリジナルカップ麺の大盛りタイプの商品に新しい仲間が登場しました。
昨今コンビニチェーン各社で大盛タイプのオリジナルカップ麺を充実させる動きが目立ちますが、ローソンの大盛カップ麺シリーズはある意味印象的な商品を世に送り出しています。
今回登場したのは麺大盛りシリーズ初の和風麺商品で天かすうどん七味付きと辛コク濃厚カレーうどんの2商品で前に販売されたラーメンの2商品と同じバケツ型のカップで登場となりました。
このシリーズの先発2商品は新発売の時点でも挑戦的な価格といえる税込168円で販売されていましたが、挑戦的な価格過ぎて諸コスト高騰の波を乗り越えることができなかったのか現在は税込198円となっており今回仲間入りした2商品も税込198円での販売となっています。
今回紹介する麺大盛り豚天かすうどん七味付きは、数種類の魚介だしに天かすのうまみと七味をトッピングさせており麺90gの大盛サイズも魅力の一杯です。
製造は今までローソンのPBカップ麺にはあまりなじみがなさそうなエースコックです。

カップの中には先入れのかやく入り粉末スープの小袋と後入れの七味の小袋が入っています。

小袋を取り出した後のカップの中の様子です。
麺は平打ち風で軽く縮れがついた幅広で厚みのある油揚げタイプでカップ麺のうどんによくみられるスタイルの麺です。
ここにかやく入り粉末スープの小袋を加えてお湯を注ぎ5分で出来上がります。
後入れの七味は仕上げ時に好みに応じて加えることをお勧めします。


出来上がりはこのような感じになりました。
5分経過後ふたを開けてかやくが沈まないように軽く麺をほぐしつつある程度スープをなじませて撮影しました。
撮影後にしっかり麺をほぐし、スープをよくなじませています。

麺は小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白などを配合した平打ち風の縮れ付き油揚げ麺です。
幅広タイプで厚みがあり軽く縮れがついたカップうどんによくあるスタイルです。
5分でほどよいかたさで歯ごたえのよい感じに仕上がりました。
麺量は90gとレギュラーサイズ(麺量60gとして)の1.5倍となっています。
コンビニでよく目にするカップうどんの大盛サイズの 商品というとどん兵衛の特盛か赤いきつねのでか盛が思い浮かびますが、これらに比べると少し麺量に差はありますがボリューム感のあるものに仕上がっています。
ガッツリ食べたい人には嬉しいものに仕上がっていると思います。

スープは食塩、粉末しょうゆ、魚介パウダー、魚介調味料、でん粉、砂糖、ニボシエキス、コンブエキス、酵母エキス、シイタケパウダー、オニオンパウダー、ジンジャーパウダー、すだち果汁パウダー、植物油脂です。
かやく入り粉末スープなので実際の成分表記はかやくの成分も含んでいますがここではかやくと思われる部分は省いています。
商品のパッケージには鰹だしが決め手の和風スープとなっており、鰹だしを中心に数種類の和風だしを合わせたものになっています。
鰹だしがメインで醤油の風味は濃いめですが関東風の味付けとは若干異なる印象を感じ、だしのうまみと添付の七味唐辛子の辛みが重なり合って後を引く感じがおいしく楽しめるものになっています。

かやくは揚げ玉、ねぎ、七味唐辛子です。
独立した小袋になっている七味唐辛子を除き、パッケージへの表記はかやく入り粉末スープとなっているのでスープの中からかやくとみられる成分のみ抜き出しています。
最初に同シリーズで販売されたラーメン2品目はかやくに関してはかなり割り切ってねぎのみとなっていましたが、うどんではかけうどんというメニューは存在するものの大盛カップでねぎのみと割り切ることができなかったのか販売価格が税込で198円になったのであまり割り切った作りを避けたのか定かではありませんがねぎに加えて天かすが入っています。
またレギュラーサイズの丼型カップのお手頃価格商品では独立した小袋になっていることが少ない七味唐辛子も別小袋になっているなど、シンプルながらも思い切った割り切り感からは少し離れた感じのかやく構成になっています。
揚げ玉の量もお手頃価格の商品にしてはほどよい感じでここからスープにしみ出る油もスープのうまみアップに良い働きをしています。

これには最初買ってふたを開けた時びっくりしました。
ここまで思い切ったことをするのか・・・コンビニカップ麺にしてはお手頃価格で大盛サイズとは言えど今までの発想なら形式的にでもかやくはそれなりについていたはず・・・
もしかしたらこれは価格を下げる代わりにラーメンとしての機能は最低限は最低限提供するから、これ以上を望むなら味変アイテムを準備するとか追い足しかやくを準備するとかその辺は食べる人が自分で何とかしてねという意思表示なのかもしれません。
割り切りの発想でこの物価高騰の波を乗り越えながらお手頃価格を提供しようという新たな挑戦と好意的に解釈したいと思います。
でもやっぱりねぎだけっていうのはどうにも寂しげな感じは否めないのはこの記事を書きながらも感じてはいますが、考えが古いのは私なのかもしれません。

コンビニカップ麺としては攻めたシリーズがうどんにも進出してきました。
まずは価格面は税込198円とシリーズ第一弾発売当初より値上がりはしていますが、大盛サイズでコンビニカップ麺としては十分お手頃な価格になっています。
今回のうどんシリーズでは大胆な割り切りっぷりはよい意味で影を潜め、ほどほどにかやくも楽しめるものになっています。
極度な割り切りも圧倒的な価格であれば受け入れられますが、価格とクオリティのほどよいバランスを保つことができれば満足感はさらに高くなりそうです。
お手頃価格の大盛サイズでおいしく味わえる一杯で、一度食べるとまたリピートしたくなること間違いなしの一杯です。
コンビニオリジナル商品の大盛カップ麺市場に新たな発想で切り込んでいるローソンのこの一杯、ぜひ一度お試しになってはいかがでしょうか?
ごちそうさまでした。