マルちゃん 大黒天 ぶ厚い天ぷらうどん

「マルちゃん　大黒天　ぶ厚い天ぷらうどん」

推奨調理時間　熱湯５分　内容量　９６ｇ（めん６６ｇ）　４８０ｋｃａｌ　食塩相当量　４．５ｇ

マルちゃんの丼型カップうどん大黒天ぶ厚い天ぷらうどんを紹介します。
この商品は岡山を発祥に西日本を中心にラムーやディオなどの店舗を展開する大黒天物産向けの販路限定商品です。
商品名に大黒天と入っている所が特徴的で、私はラムーの店頭でこれを見かけたときに思わずやるなと口から出てしまいました。
丼型カップのうどんで天ぷらうどん自体が珍しいうえにオリジナル商品にその天ぷらうどんを持ってくるところがカップ麺ファンにとっては心に留まります。
いつから販売されているのかはちょっとわかりませんが、私は２０２４年の１月に見かけたのが最初です。
この一杯は商品名にもあるようにぶ厚い天ぷらがセールスポイントの一杯です。

カップの中には先入れ式の粉末スープの小袋が入っています。
粉末スープに七味唐辛子が付属しているタイプではなく、七味唐辛子が付属していない粉末スープだけのスタイルです。
このスタイルのものはメーカーブランドの商品だと価格志向のものや多くのPBカップうどんによく見られます。

粉末スープの小袋を取り出した後のカップの中の様子です。
麺とかやくがセットされています。
かやくは小えび天ぷらとかまぼこです。
小えび天ぷらは一枚物のかき揚げタイプでカップ麺の世界では天ぷらそば（緑のたぬきなど）によくみられるスタイルです。
天ぷらは無包装で麺ブロックの上に直接セットされているので、輸送状況や買った後の保存状況によっては天ぷらが割れてしまうこともありそうです。
天ぷらのサイズは一般的なカップ麺のかき揚げタイプの天ぷら具材と同レベルですが、厚みが違います。
一般的なものより厚みが増しており商品名にぶ厚い天ぷらとあるのが納得できるくらいの厚みはあります。
ここに粉末スープを加えてお湯を注ぎ５分で出来上がります。

出来上がりはこのような感じになりました。
５分経過後ふたを開けて天ぷらが崩れないようにしながらある程度麺をほぐし、スープをほどよくなじませた状態で撮影しました。
実際食べる前には天ぷらがある程度崩れるのも覚悟してしっかり麺をほぐし、よくスープをなじませています。

麺は小麦粉（国内製造）、植物油脂、でん粉、食塩、植物性たん白、乾燥酵母、卵白などを配合した平打ち風で軽く縮れがついた油揚げタイプの麺です。
この成分構成は赤いきつねや麺之助きつねうどんなどマルちゃんのカップうどんの主要商品と同じですが配合は若干異なる可能性があります。
軽く縮れがついた感じの麺は５分でほどよいかたさで、うどんの麺らしい弾力感のあるものに仕上がりました。
麺量は６６ｇと赤いきつねに比べると８ｇ（赤いきつね比で約９０％の麺量）と控えめになっていますが、麺之助の丼型カップと同レベルなのでお手頃価格の商品としてはほどよい感じの量感だと思います。

かやくは小えび天ぷらとかまぼこです。
スープの中に含まれるねぎも実質的にかやくの一部と考えてよさそうですが、大きくて厚みのある天ぷらだけに頼らないつくりは好感が持てます。
現時点でマルちゃんのメーカーブランド品で丼型カップ麺の天ぷらうどんがないので比較対象がありませんがメイン具材の天ぷらは、一枚物で厚みのあるものなのでのでクオリティは高く感じます。
先のせタイプの天ぷらなので、スープが染みてふんわり仕上がりボリューム感はなかなかのものです。
天ぷらをふわふわに仕上げてしまうとせっかくのぶ厚い天ぷらの厚みがあまり感じられなくなるので、少しカリカリ感が残るくらいに仕上げた方がいいのかもしれません。
（自己責任でお湯を入れる前に天ぷらを取り出してあとのせで作ってみるのもありかもしれません。）

スープは砂糖、食塩、魚介エキス、しょうゆ、デキストリン、たん白加水分解物、ねぎ、粉末こんぶ、香辛料、植物油などを合わせた醤油味仕立てです。
ラムーやディオの店舗が岡山から西日本を中心に全国に広がっていることもあるのか、西日本風の味付に近いものになっています。
魚介のうまみと昆布のうまみに少し甘みのあるしょうゆ味を合わせた仕上がりです。
天ぷらから流れ出る油などの影響があり、少し後を引くようなおいしさが楽しめます。

お手頃価格でおいしく天ぷらうどんが味わえる一杯に仕上がっています。
カップうどんで天ぷらうどん自体が少ないこともあり、チェーンオリジナル品でありながらマルちゃんブランドを関する注目の一杯です。
激安価格ではないもののある程度お買い得な価格で販売されているので天ぷらうどんファンで大黒天物産のお店が近くにある方にはお勧めの一杯です。
チェーンオリジナル商品ということもありある程度の数量限定の可能性も高いので気になる方はお早目にお店に足を運んでみてはいかがでしょうか？
ごちそうさまでした。