TOPVALU BESTPRICE コクとキレの醤油ヌードル | ただいま考え中!

TOPVALU BESTPRICE コクとキレの醤油ヌードル

「TOPVALU BESTPRICE コクとキレの醤油ヌードル」

 

 

推奨調理時間 熱湯3分 内容量 78g(めん65g) 362kcal 食塩相当量 4.5g

イオングループのPBブランド「TOPVALU」の縦型カップ麺を紹介します。
カップ麺の定番商品はお手頃価格をアピールする商品群の「BESTPRICE」に位置付けられていますが、2024年2月にいまま縦型カップ麺のヌードルシリーズの定番3種類がリニューアルされました。
今回リニューアルされたのはしょうゆ味、カレー味、シーフード味の3品ですが、今回はその中からしょうゆ味のリニューアル品を紹介します。
今までの商品は、パッケージに表記されている商品名とみられる部分が長くなっていましたが、どうやら商品名かどうかわからなかった部分をそぎ落としてシンプルに「コクとキレのしょうゆヌードル」という商品名にしたようです。
パッケージデザインも大きく変更され、ひときわ大きく力強い文字で書かれていた商品名も少し細めの優しい感じの書体に変わりました。
今回のリニューアルポイントはもちろんパッケージだけでなく、麺がリニューアルされておりおいしく生まれ変わったことをアピールしています。
トップバリュのホームページに紹介されているセールスポイントはリニューアル前と変わらずポークとチキンのうまみに胡椒をきかせたしょうゆ味のスープです。
製造は東日本明星の埼玉工場が担当しています。(ロットによって異なるものがあるかは不明です。)

ふたを開けてお湯を注ぐ前のカップの中はこのような感じです。
麺、かやく、スープの素があらかじめセットされている縦型カップ麺の基本的なスタイルです。
縦型ヌードル商品ではお湯を注ぐだけで作る事ができる手軽さが大きな魅力であり、調味油などが付属しないシンプルなものになっています。
価格志向の商品だとかやくが寂しげだったりすることもありますが、大手スーパーチェーンでしかもメーカーブランドの人気商品に真っ向から対立しうる目立つ商品なだけにチープ感を感じさせないものになっています。
お湯を注ぐ前の時点の見た感じでは、割と大きめなかやくが結構たっぷり入っているように見えます。
ここにお湯を注ぎ3分で出来上がります。

出来上がりはこのような感じになりました。
3分経過後ふたを開けてあまり手を加えない状態で撮影しました。
実際食べる前にはしっかり麺をほぐし、しっかりスープをなじませています。

麺は小麦粉(国内製造)、パーム油、食塩、チキンエキス、チキン調味料、砂糖、加工油脂、しょうゆ、香辛料などを合わせた油揚げタイプの麺です。
前バージョンと比べて麺の素材構成が少し変わっており、ポークエキスが含まれなくなりしょうゆで味付されたものに変わりました。
以前の商品ではスープの味によって麺を変えていたのですが、今回リニューアルされた3品目とも麺の素材構成が同じになったのでこの3品目で麺を共有することになったのかもしれません。
麺の形状としては縮れ付のついたヌードルタイプの麺で、3分で少しやわらかい感じに仕上がりました。
口当たりなめらかで、適度にスープが絡んでくるのでするすると食べ進んでいく事ができます。
麺量は65gとレギュラーサイズの縦型カップ麺としては平均的なレベルで、なぜか同シリーズのシーフード味やカレー味より5g多くなっています。
なおこの5gの差は日清のカップヌードルシリーズにも存在し、こちらもそれに倣ったものと思われます。
原材料などコスト上昇する中のリニューアルでもお手頃価格路線を維持しつつ65gの麺量を変えていないのには努力がうかがえます。

スープはデキストリン、食塩、香味調味料、香辛料、しょうゆ、砂糖、たん白加水分解物、香味油、鶏・豚エキスなどを合わせた醤油味仕立てです。
若干各成分の配合比率はリニューアル前と変更されておらず、豚と鶏の旨味のきいたすっきりしながらもコクのあるスープに胡椒を加えた醤油味スープに仕上がっています。
比較対象になるであろう日清のカップヌードルの醤油味と比べて少し醤油のとがった感じが弱めに感じるかもしれませんが、コクとキレのあるスープなのでおいしく味わうことができます。

かやくは味付豚肉、鶏卵加工品、えび、ねぎです。
やはりベストセラー商品の日清カップヌードルしょうゆ味と具材構成が似通ったものになっています。
PB商品の醤油味ヌードルのかやく構成は比較対象になる人気商品のイメージを踏襲するのが無難という考え方が支配的なのでしょうか。
リニューアル前と比べると鶏豚味付肉がカットされており若干肉具材の構成は変わっていますが基本的なかやくの構成は大きく変わっていません。
写真のうつり具合にもよりそうですが、卵具材のウエイトが高くなったように感じられますが実際のところはどうなんでしょうか・・・
原材料価格の高騰などでお手頃価格を維持するはかなり努力が必要だと思われますが、かやくの量感も極端に寂しくなっておらず見た目にはよい感じに保たれています。
価格志向の商品にありがちな出来上がり時に感じられるチープ感や具材の量感の寂しげな感じはリニューアル前と同じくそれほど感じられないと思います。

「BESTPRICE」シリーズのうち、極端な価格志向の商品が別ブランドに移行したのでトップバリュの縦型カップ麺はこのシリーズのみになりました。
最近の原材料費をはじめとする諸コストの高騰は価格志向の商品を直撃しており、これらのBESTPRICE商品も数年前に比べると値上げを余儀なくされています。
前バージョンの商品では一時期税別128円まで価格が上がりましたが、原材料などの価格上昇が少し和らいだとの名目で税別108円に引き下げされるなど価格政策にも迷いが見られた時期もありました。
突然のリニューアルにみえるので、違和感を感じなくもありませんが販売価格は今のところ税別108円に設定されていて引き続きお手頃価格を打ち出しています。
メーカーブランドも価格が上がっており、相対的な価格の優位性は保たれているのでブランドにこだわらず中身が充実していればよいと思う方には注目の一杯です。
今回リニューアルした3品目はすべて入手してあるので、カレー味やシーフード味も近々紹介したいと思います。
これが気になる方はお近くのイオングループのお店のカップ麺売場に足を運んでみてはいかがでしょうか?
この記事をアップした時点ではまだリニューアル前の商品も在庫が残っているお店もあり、この商品がまだ店頭に並んでいないところもあるようです。
ごちそうさまでした。