マルちゃん 激めん きつねラーメン | ただいま考え中!

マルちゃん 激めん きつねラーメン

「マルちゃん 激めん きつねラーメン」

推奨調理時間 熱湯3分 内容量 81g(めん60g) 359kcal 食塩相当量 5.2g

今回は2023年8月28日に発売されたマルちゃん激めんシリーズのきつねラーメンを紹介します。
 「激めん」は、若者に向けて「激しく生きてほしい」とメッセージを込め、1978年に登場した「ボリュームのあるワンタンが入った、感"激"するうまさ」がコンセプトの商品なんだそうです。
激めんの主力商品は醤油味のワンタンメンなのですが、近年中部以東での販売にとどまっていた販売エリアを発売45周年を迎える2023年に全国に拡大するとともに同じく発売45周年を迎える赤いきつねとのコラボ商品のきつねラーメンをラインナップに加え商品の話題化とブランド力の強化を図ることになりました。
中細麺にガーリックと生姜を利かせたあっさりとしたスープに和風だしを合わせた「激めん」と「赤いきつね」の味わいを融合した醤油味スープと赤いきつねの特徴でもある大きな油揚げをかやくに取り入れた発売45周年を盛り上げる個性的な一杯です。

カップの中には粉末スープ(先入れ)の袋が入っています。
小袋はこれだけとシンプルです。

粉末スープを取り出したあとのカップの中はこのような感じです。
麺と赤いきつねでおなじみの大きめの油揚げをはじめとするかやくが入っています。
かやくは小袋に入っておらず、すべてカップの中に麺とともにセットされています。
麺は少し角ばった感じの中細縮れつき麺で、これはレギュラー販売品の激めんワンタンメンと同じものと思われます。
ここに粉末スープを入れてお湯を注ぎ3分で出来上がります。
お湯はアブrふぁあげの上をめがけて注ぐことをお勧めします。

出来上がりはこのような感じになりました。
3分経過後ふたを開けて麺を軽くほぐしながらスープをなじませて撮影しました。
実際食べる前にはさらにしっかり麺をほぐし、スープもさらによくなじませています。

麺は小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、ポークエキス、香辛料、卵白、粉末野菜などを配合した少し角ばった感じの中細油揚げ麺です。
3分で少しやわらかめに仕上がり、良い香りと口当たりのなめらかさが食欲を掻き立ててくれます。
あっさり感がありガーリックと生姜の風味に和風だしの加わった少し独特な醤油味スープにも案外よく合っています。
麺量は60gとこのサイズの丼型カップ麺では標準的なレベルです。

スープはしょうゆ、食塩、たん白加水分解物、香辛料、粉末かつおぶし、粉末野菜、ねぎ、こんぶエキスなどを合わせた醤油味仕立てです。
スープの主成分に動物性の成分が含まれていないのは激めんのワンタンメンと同じですが、きつねラーメンということもあってか和風だしの成分が多めに含まれているようです。
麺に含まれたポークエキスなどが染み出してくるので、うどんのスープのような感じではなくしっかりラーメンのスープのイメージに仕上がっています。
ちょっと醤油の風味が強めに出た感じのスープに、香味野菜とかつおや昆布のうまみが効いた独特の味わいのあるおいしさが魅力です。

かやくは味付油揚げ、メンマ、なると、です。
かやくはすべてあらかじめカップの中にセットされています。
きつねラーメンということで大きな一枚物の油揚げが目立ちます。
赤いきつねとのコラボを謳っているだけあり、味のしみたおいしい油揚げに仕上がっています。
きつねラーメンという商品自体がなじみのないものではなく、企画色の強いものだけに油揚げがしっかりしているのは好感が持てます。

激めんシリーズも発売45周年を迎えるロングセラーブランドですが、地域限定販売の期間も長く全国的には知る人ぞ知るブランドです。
今回販売エリアを全国拡大したことと発売45周年ということで、このきつねラーメンがラインナップに加わることになりました。
実は2019年にも全国販売になったことがあり近年でも販売エリアは拡大と縮小が続いているようです。
きつねうどんはメジャーなのになぜかきつねラーメンにお目にかかることはほとんどありませんでした。
しかし、東洋水産にとってきつねラーメンは実は初めてではないのです。
一般販売はありませんでしたが、米国の航空会社の機内軽食用に今から約20年ほど前にきつねらーめんを提供していたのです。
当時からこれの存在を知っていましたが、海外に行く機会も乏しく、その航空会社を利用する機会を得た時にはもうお目にかかることはできませんでした。
ネット上にはそのきつねらーめん(きつねらあーめんと謎の日本語表記をしていた時期もあったようです)の写真やブログ記事を見つけることができるので気になる方は探してみてはいかがでしょうか?
ちなみにこのきつねラーメンとは全く別物です。
この激めんきつねラーメンは企画品的な要素が強く、完全な定番品ではなさそうですがおいしく仕上がっている一杯です。
発売から一か月ほど過ぎたのでちょっと入手がしにくくなってきた感もありますので、気になる方はお早めに・・・
ごちそうさまでした。