明星 すうどんでっせ | ただいま考え中!

明星 すうどんでっせ

「明星 すうどんでっせ」

推奨調理時間 熱湯5分 内容量 67g(めん60g) 296kcal 食塩相当量 4.8g

2022年9月に久々に復活を果たした明星の「でっせ」シリーズを紹介します。
「でっせ」シリーズは麺とスープだけのシンプルな組み合わせで、さまざまな食シーンに対応できるお手頃価格のカップ麺シリーズです。
今回このシリーズは、すうどんでっせ(かけうどんタイプのカップ麺)、かけそばでっせ、かけラーでっせの3種類が発売されています。
この中から今回はすうどんでっせを紹介します。
「すうどん」とは「素」に近いシンプルなうどんという意味で、いわゆる「かけうどん」の事を指す言葉で主として関西周辺で使われています。
このすうどんでっせは利尻産昆布とかつおだし。いりこだしを合わせたうまみの強いスープがセールスポイントの一杯です。

カップの中にはかやく入り粉末スープの袋がひとつ入っています。

小袋を取り除いた後のカップの中はこのような感じです。
麺は縮れのついた平打ち風の麺で、いわゆる昔からあるカップうどんの麺のスタイルです。
ここにかやく入り粉末スープを入れてお湯を注ぎ5分で出来上がります。


出来上がりはこのような感じになりました。
5分経過後ふたを開けて、麺をほぐしながらスープをなじませていきます。
かやくがスープに含まれたねぎだけとシンプルでかやくが崩れる心配もないのでしっかり混ぜて仕上げられます。
撮影した写真はほぼ仕上がっており、食べ始めることができる状態です。

麺は小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、酵母エキスなどを配合した平打ち風の縮れのついたうどんです。
カップ麺のうどんと言えば古くからこのスタイルのものが多く、麺自体に特徴はありませんが5分でつるみがあって適度なコシともっちり感のある麺に仕上がりました。
麺量は60gとメーカーブランドのカップうどんとしては麺量が控えめなものになっています。
とはいっても60gは丼型のレギュラーサイズのカップ麺では平均的なレベルではあるのでガッツリ派ではない限り満足感は得られると思います。

スープは食塩、糖類、しょうゆ、かつおエキス、デキストリン、ねぎ、香味調味料、昆布粉末、たん白加水分解物、いりこエキス、だししょうゆ、植物油脂などを合わせた醤油味仕立てです。
これに含まれているねぎはスープの中に浮かび、実質的にかやくと考えてよいものです。
スープの色は西日本で親しまれているうどんスープのようで、かつお、昆布、いりこのだしがきいた上品な風味のあるものに仕上がっています。
昆布には北海道の昆布の名産地、利尻産の昆布を使っており、お手頃価格の一杯ながらこだわりも見られます。
東日本で親しまれているかつおだしに少し濃いめでキレのある醤油を使ったものとは一線を画するような味付ですが、東日本でも西日本のうどんスープを好む人も少なくないようなのであえてこれを選ぶというのもありだと思います。
利尻産昆布、鰹節、いりこだしの重ねだしを効かせた風味豊かなうどんつゆです。(粉末スープに薬味のネギ入り)

かやくとして成分表記されているものはありませんが、スープに含まれているねぎは実質的にかやくと考えてよいと思います。
その他にはかやく入っておらず、昔販売されていたころのすうどんでっせに比べると名実ともにすうどんと呼べるものになっています。
以前に販売されていたバージョンでは、かやく入り粉末スープでしたがオニオン揚げ玉や油揚げ(きざみタイプ)などのかやくが入っていました。
食べる側の食シーンに合わせて柔軟に選ぶことができるというコンセプトでかなり割り切ったスタイルになってしまいましたが、この陰にもしかしたら原材料費などの高騰の影響もあるのかもしれません。
ある程度のクオリティを維持しつつお手頃価格を実現するにはこういった切り口で商品つくりをするのもありだと思います。

極端にシンプルながら、だしの風味がきいたおいしいスープが味わえるなど楽しめる一杯に仕上がっています。
今回久々のシリーズ復活に伴いかなり割り切ったスタイルになって、より「すうどん」に近づいたのはいろんな意味で特徴的だと思います。
どちらかというとお手頃価格で、西日本風のスープの味わいで全国販売されるので西日本風のうどんスープが好きな東日本の方にもおすすめです。
もちろんこの味に親しみを持つ西日本の方にも、いつものおいしさがお手頃価格で味わえる嬉しい一杯になりそうです。
どちらかというとスーパーのカップ麺売場で見かけることが多いと思います。
これが気になる方はお近くのスーパーに足を運んでみてはいかがでしょうか?
ごちそうさまでした。