セブンプレミアム 中華そば | ただいま考え中!

セブンプレミアム 中華そば

「セブンプレミアム 中華そば」

 

 

推奨調理時間 熱湯3分 内容量 79g(めん65g) 360kcal 食塩相当量 4.6g

セブン&アイグループのPBブランド、セブンプレミアムの縦型カップ麺の中華そばを紹介します。
この商品はイトーヨーカドーなどのスーパーチェーンで販売されているもので、今回はセブンアンドアイと提携関係にある広島に本拠を構えるイズミのゆめタウンで購入しました。
油揚げタイプの少し細目の麺と鶏ガラベースに魚介のだしと鶏脂やメンマの風味が利いたスープを合わせた一杯です。
セブンイレブンで販売されている中華そばはスープが決め手中華そばと銘打ってノンフライ麺を使用しスープの旨さにこだわった商品で仕様が全く違います。
この商品はサンヨー食品の製造です。

カップの中に麺や具、スープの素があらかじめセットされている縦型カップ麺のスタンダードタイプです。
仕上げ時に入れる小袋は付属しておらず、縦型カップ麺の特徴である手軽さを活かしたつくりになっています。
ここにお湯を注ぎ3分で出来上がります。

出来上がりはこのような感じになりました。
3分経過後ふたを開け、あまり手を加えずにほぼそのままの状態で撮影しました。
実際に食べる前にはしっかり麺をほぐしスープをよくなじませています。

麺は小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、粉末卵などを配合した油揚げタイプの細めの縮れ麺です。
縦型カップ麺には味付麺が多い中かなりシンプルなつくりの麺は、3分でほどよいかたさに仕上がります。
噛むとプツリと切れる感じの歯切れのよい麺は、適度にスープが絡みおいしく食べ進んでいけます。
中華そばの縦型カップ麺はメーカーブランド品で比較対象になるものは容易に思いうかびませんが、単に麺量ベースで考えると65gは平均的な縦型カップ麺と遜色なく十分満足できると思います。

しょうゆ、デキストリン、たん白加水分解物、香味調味料、チキンオイル、鶏・豚エキス、豚脂、糖類、食塩、香辛料、酵母エキス、香味油
スープはポークエキス、しょうゆ、デキストリン、食塩、糖類、香辛料、たん白加水分解物、チキンエキス、香味調味料、エビエキス、酵母エキス、メンマパウダーなどを合わせた醤油味仕立てです。
成分構成はセブンイレブン版とかなり違い魚介のうまみが加えられており、香ばしい風味のコクのある醤油味で少し濃い目の味に仕上がっています。
ちょっと塩気の強さを感じるところは気になる部分ではなりますが、同シリーズの醤油ヌードルのスープとはひと味違ったおいしさが味わえます。

かやくは味付豚肉、ねぎ、なると、メンマです。
いわゆる中華そばと呼ばれる醤油ラーメンによくある具材がしっかりおさえられています。
同シリーズの醤油ヌードルとは違い、肉具材はダイス状ではなく平らなタイプのものになっています。
コンビニで販売されているものと違って価格にも気を配った商品になっているためか、量感は少し控えめでカップの表面を覆いつくすほどではなく若干まばらな感じがします。

セブンプレミアムではスーパーとコンビニで販売価格や好まれる商品の違いなどを考慮して、販売チャネルごとに違った商品を投入しています。
この一杯はスーパー向けの商品の位置づけで、比較的お買い得な価格かつ満足できそうなものに仕上げられています。
スーパーとコンビニでPB商品を統一したほうがスケールメリットとしては有利なはずですが、小回りの利いた商品設定ができるのはスーパールートとコンビニルートの双方である程度の販売量を確保しているのだと思われます。
スーパー向けの商品は価格をある程度意識したものと、それに加えメーカーブランドの商品にあまりない個性的なものをラインナップに加えておりこれは後者の方にあたります。
お手頃価格ながら、コストダウンを意識しすぎて安っぽさ満点という感じを見せない作りになっているのはさすがセブンプレミアムです。
今後原材料や諸コストの高騰がさらに続いていけばどうなるか不透明な部分はありますが、可能な限りお手頃価格は維持していってほしいものです。
ごちそうさまでした。