花の北海道③~ただのウェイターじゃおまへん | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

帯広では北海道ホテルに泊まり、ホテル内レストランで夕食を摂った。ウェイターが外国人だったので、嫁さんがどこ(の国)から来たのかを訊いた。カリフォルニア出身で、日本人の嫁さんと向こうの学校で知り合ったが、農業をしたかったので この地(帯広)に来たとのこと。

 

今は 一族で50町歩(㌶)の畑を作っているがこの地では50町歩は小さい方だという。大きい農家になると 100町歩くらいを経営しているという。いずれにせよ 日本で50町歩,100町歩というと大農家の部類に属するが、この前 客の外国人と話していて 50町歩だと言ったら笑われたそうだ。その外国人はオーストラリアで1万町歩を作っているとのこと。50町歩の主要農機はトラクターなのに対し、1万町歩になると飛行機が登場してくるらしい。

 

日本はトラクターが進化していて、今は AIGPSで正確に耕運から収穫までできるとのこと。ただし まだ直線的にしか作業できないので、転回などに人的な補助が必要という。

日本の農業も知らぬうちに飛躍的に機械化が進んでいる。この50町歩農家でもトラクターを10台保有し、さらに収穫や耕運にかかる機械もそれぞれ保有しているらしい。道内を走っているとどの農園も納屋や倉庫がすごく大きいのに気付くが、抱える機械の物量を聞くとそれも納得できる。

 

北海道は冬の3ヶ月は農業ができないので 他の仕事に就くことになるが、彼が手伝っている酪農家は千頭の牛を飼っていると言っていた。これもスケールが違う。 

10分も15分もそんな話を聞いていたがちゃんと仕事しないでムダ話ばかりしとってええんか? と他人事ながら気になった。ウェイターもアメリカ人になると 仕事の姿勢が違う。

 

 

北海道ホテルのヘンな外観㊧ と ホテルの中庭㊨