ルーマニアのロマン⑫~旅の印象 | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

ルーマニアの一人当たりGDPは日本の半分しかないが、経済成長率が高く 国に勢いがある。欧米企業の進出が多く 町はぱっと見 資本主義国と変わらない。その中で垣間見られる日本の製品は乗用車くらいで、そのシェアは1割くらいか。

社会主義から解放され貧富の差が大きいのか、街中にホームレスや乞食が目につく。

 

社会資本の整備は遅れており、舗道,屋根,ベンチなど 壊れたままで放置されているのが多い。補修とか維持管理の概念がないのか?  

喫煙者は多く歩きタバコやポイ捨ては当たり前。先進国から20年遅れだ。 

 

ブカレストは200万都市にしては地下鉄やバス、路面電車が発達している。そのため市内移動は難しくない。地下鉄車内では警官が目を光らせており 安心して乗っておれるが、見方を変えると それだけ目が離せないということか。

 

ホテル横に両替所があったが、朝方に通りかかると玄関が破られ ガラス片がそこら中に散乱しているのに出くわした。次に通った時はすでに片付けられていたが、見てはいけないものを見てしまった気がした。

 

果物や野菜の種類が少なく あまり美味しくないのは、栽培技術が遅れているのだろう。ブラショフ行きの列車から見ても、畑は多いが野菜の種類はほとんどない。そしてあちこちで咲き誇るバラも種類は少ない。 

 

市中に案内や説明が少なく 観光しにくい。地下鉄駅構内にも案内がないのでどちらの方向へ出たらいいかわからない。街中でも頼りにするのは道路標示だけ。そして観光案内所もないので地図やパンフは手に入れにくい。 

 

ルーマニアでも、乗り継ぎのトルコの空港でも マスクをしている人は皆無だった。嫁さんも 人混みに出る際の必需品だったが、そんな環境では違和感があり 旅行中はずっと外していた。帰りの機内でマスクをつけている人はそこそこいたが、それは皆 日本のツアー客であった。

 

(ルーマニア点描 - 4景)