円安がいいか, それとも円高か? | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

.
  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

30数年ぶりの円安とかでマスコミが騒ぎ立てている。マスコミは (対ドルで)円が安くなったらワーワー言うし、反対に円高になっても もう日本は立ち行かないなどと悲壮感をあらわにする。要はマスコミというのは、これといった見解もなくただ騒ぎ立てるだけである。

 

一般に言われる『円高 vs 円安』の影響を整理すると、

円安は  ・原油や輸入食料が高騰し、国民家計の負担が増す ・相対的に日本の物価や賃金が安くなることからインバウンドが栄える。そして関連業者は儲かる ・国内に工場が戻って雇用が拡大する ・輸出企業に有利に働くが、輸入製品のiPhoneなんかはすごく高くなる ・国や個人が保有する通貨やドル建資産の価値が上がり、国全体として金持ちになる。

 

反対に円高だと ・円安の時とは反対の場面が展開されるが、何よりも原油やブランド品を始めとする外国製品を安く買えるというのが最大のメリットだ ・モノだけでなくサービスも安いので、日本人の購買力が増して海外旅行が大流行りになる ・その場合 強い円は日本人にプライドをもたらし 外国で偉そうにする。でも今やそのプライドは瓦解してしまった。

 

このように円相場が上下する功罪はいろいろあるが、同じ日本人であっても 立つポジションによって円高()が有利に働く人と不利に働く人が出てくる。そのため 一概にどちらがいいとは言い難いが、トータルでみると円安の方がいいのでは,と考える。