則天武后の洛陽 | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

BSの番組で則天武后が取り上げられていた。則天武后とは長い中国の歴史の中で、唯一皇帝に就いた女性である(690年即位)。都を長安(今の西安)から洛陽に移し、長安を凌ぐ都市づくりを目指した。しかしその都は結局 彼女の代だけで終わり、そのため洛陽は長安ほどの名声を得ていない。

 

西安には 2回訪ねたので、洛陽にも行ってみたいと思っていた。洛陽は 関空から直行便が飛ぶ鄭州の西にあり同じく鄭州の東に位置する開封のどっちに行こうかと思い迷った末 開封を選んだ。

その時 選択に漏れた洛陽には心残りがあり、今でも本やテレビで目にすると 訪ねてみたい気になる。BSの番組では 則天武后が洛陽の郊外に造らせた龍門石窟も紹介していたが、そこも是非とも行ってみたい所だ。

 

しかし いま鄭州便はおろか 日本と中国を結ぶ航路の殆どが遮断されている。ゼロコロナ政策で観光目的の中国入国が禁じられているからだ。

はるか昔の唐の時代みたいに、日本から遠く離れた洛陽の地に思いを馳せるだけである。

 

龍門石窟