'22/08/30 (晴)
朝は早くから起き出し、民宿近くの風蓮湖畔を歩く。根室湾と風蓮湖を仕切る堤を歩いたが、この時期に特に多いという蚊に悩まされる。木道が設置されているが、朽ちて危ないので 現在は閉鎖されており、迂回路の砂利道を進んだ。途中から木道に戻り湿原に入っていくが、「ヒグマに注意」の看板に嫁さんは怖気づき、もう帰ろうと急かす。
熊こそ出現しなかったが、つがいの鹿が湿原の中に佇んでいた。これにも怖がったが 鹿はおとなしいので危害を加えてこない。
朝食後に宿を発ち、野付半島を目指した。野付半島は大きな砂州が10数キロも続くが、狭い所は50mの幅しかない。半島の内側は湿原だが、松や楢の木が海水に侵食されて立ち枯れたトドワラ(ナラワラ)というのが林立しており、さながら世紀末の景観を形成している。
半島の先でUターンした後、神の子池に向かった。ここは摩周湖からの湧水でできた山中の池で、池底に倒木が沈む九寨溝(中国)みたいなのを想像していたが、実際はちっぽけの池で その規模感にはがっかりした。
未舗装の林道をはるばる走って訪ねるだけの価値があるのかと疑うが、澄んだ湧水がエキゾチックな色合いを醸し出していて、鱒(?)もいっぱい泳いでいたから 見方によっては立派な観光地なのかも …
野付半島のナラワラ 青い湧水の神の子池
京都が大文字なら中標津町は牛文字(山の斜面に)だ 別海町は町民1.5万人、牛11万頭