東北の震災から 2年後('13)に 津波の被災地を巡った際の印象が強烈だったので、その後どうなったか知りたいと ずっと思っていた。今回 仙台を訪ねるに際し、どこか復興の歩みが見られるところがないかを探してみた。
すると仙台市近郊で、仙台メモリアル交流館とか 名取市震災伝承館、東松島市震災伝承館などと次々に出てくる。仙台から離れても 石巻市、気仙沼市、山元町‥ と海沿いの市町に 軒並み伝承館がある (雨後の筍の類語➝ 被災後の伝承館)。 よう こんだけ造ったものだ。'13当時は何にもなかったのに‥ この間にできたのか。
どの市町でも その存立を揺るがすほどの大災害だったから、記念の施設を造ろうという動機は分かるが、同じようなものを こんなに造ってどうするねんという気がする。観光先としてはお互いに競合するし、地元民にすれば 1回行くと足りる。資料館として残したいなら、図書館の一角や 公民館の一室を充てれば済んだのでは ?
今回の仙台行きで 2-3ヶ所を訪ねてみるつもりだが、津波災害を伝える施設だけに どこもが海沿いの不便なところにあり、(公共交通利用の身には) それがネックだ。
立派な東日本大震災津波伝承館 (陸前高田市)