東北の津波伝承館 | 100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

東北の震災から 2年後('13)に 津波の被災地を巡った際の印象が強烈だったので、その後どうなったか知りたいと ずっと思っていた。今回 仙台を訪ねるに際し、どこか復興の歩みが見られるところがないかを探してみた。

 

すると仙台市近郊で、仙台メモリアル交流館とか 名取市震災伝承館、東松島市震災伝承館などと次々に出てくる。仙台から離れても 石巻市、気仙沼市、山元町‥ と海沿いの市町に 軒並み伝承館がある (雨後の筍の類語➝ 被災後の伝承館)。 よう こんだけ造ったものだ。'13当時は何にもなかったのに‥ この間にできたのか。

 

どの市町でも その存立を揺るがすほどの大災害だったから、記念の施設を造ろうという動機は分かるが、同じようなものを こんなに造ってどうするねんという気がする。観光先としてはお互いに競合するし、地元民にすれば 1回行くと足りる。資料館として残したいなら、図書館の一角や 公民館の一室を充てれば済んだのでは ?

 

今回の仙台行きで 2-3ヶ所を訪ねてみるつもりだが、津波災害を伝える施設だけに どこもが海沿いの不便なところにあり、(公共交通利用の身には) それがネックだ。

 

立派な東日本大震災津波伝承館 (陸前高田市)