中国地方へ千本桜の旅②~鳥取県 | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
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  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

3月25日(木)

朝 5時半に起き出し 身支度をする。こんなに早く起きたのはいつ以来か。最近は朝寝坊するのに慣れてしまった。

6時32分の電車に乗ろうと駅まで出ると そんな時間でも通勤客が大勢。快速電車に乗ったがほぼ満席で 次の駅では座れない客も出た。世間はみんな働いているんだ。沿線の桜は昨日 近所の公園で見てきたとおりで どこも1~3分咲きというところ。満開にほど遠い。そのうちに雨が降り出し、岡山に着くまでずっとそぼ降っていた。

 

列車は倉敷から北上し、高梁川沿いを走るが、そこまで来ると桜もいい感じに咲いていて、見応えあるものへ変わった。川の土手や道路沿いに何十本も咲いていると嬉しくなる。2回目の乗り換えは新見駅だったが、そこからは1両だけのワンマン列車になった。停車駅は多いが 山の中を走るだけに乗降客はほとんどいない。終点の米子までくると、空も晴れてきて大山を望むことができた。

列車は各駅に停まっていくだけでなく、特急や対向車をやり過ごすため、長い時間の停車を繰り返す。これが青春切符によるローカル列車の旅なんだろう。

 

米子には13時過ぎに到着した。何か食べようと思うが、駅前通りを歩いても多くの店が閉まっている。適当なところを見つけられずホテルまで来てしまった。

チェックインして荷を下ろし、少し市内を歩く。観光のメインは米子城址か。ホテル近くの小高い山の上にあるが、頂上に至る石段の段差が大きく 上がるのに結構体力を要した。山上には天守閣などの建物は何もなく、ただ原っぱが広がっているだけだ。中海を望め 桜が石垣に映えるいい眺めだ。

 

城山の裏に 湊山公園というのがあり、桜の名所と書かれていたので歩いて行ってみた。ぼんぼりが飾られ さくら祭りの準備はできていたが、桜はまだ1~3分咲きで 満開までもう何日か要するみたいだった。1kmの距離をわざわざ歩いて行ったのに損した気分だった。

 

 

 米子城址のサクラ (左右とも)、遠くに大山が見える。