仕事を辞めて半年になるが、嫁さんとは別居生活を続けたままである。なぜ同居しないのかと訝しがられることもある。その理由は私が田舎へ行きたがらないし、嫁さんも歓迎しないからだ。むしろ嫁さんが私の家に来たがる (ただ親の介護があるので、ずっと居続けるワケにはいかない)。
私が田舎に住みたがらないのは、情報や楽しみが過疎のためである。情報はテレビなどのメディアやパソコンから得られるだけでなく、街の中にも溢れていて それは肌で感じ取る。早い話が 田舎には店が少ないとか,若い娘がいないとか・・・
今は通信が発達して、田舎にいてもオフィスワークをするのに支障はないと言われるが、人は仕事だけをしているわけではない。田舎にいると仕事以外の面でのハンデが大きい。都会に比べ 情報の量と選択肢の多様性とアクセスのしやすさで劣る。これらが過疎の環境だと刺激が少なく 早く老けてしまう。
最近コロナをきっかけに 人材派遣のパソナが本社機能を東京から淡路島へ移すと発表されたが、淡路島へ行くことになった社員は 口でこそカントリー生活を称えるが 本音のところは涙目だろう。
ただ私が都会で単身生活を続けるにはネックがある、経済的負担である。別居を解消すればたちどころに毎月10万円が浮く。
