金相場が好調で 8月に入って ついにオンス当たり2000ドル (邦貨で7700円/g) を超えてきた。こうなると落ち着かないもので、日本の記事だけでなく、アメリカの業界ニュースまでも目を通すようになってきた。まさに金に目がない状況(ここではカネと読まずキンと読む)にある。
長年, 購入し保有してきた金の一部を先月売却したが、その後も上がり続けるので 早く売ってしまった悔しさと、売却益を得て嬉しい気持ちとが交錯している。欲にはキリがない・・・
つい1年半前に書いたブログが次のとおりである。
金価格については10数年来注視している。一般に金の相場はドル建てで示されるが、日本国内での売買価格は ドル円の為替レートも関係してくる。金自体の価格と為替の両者を2元的に予測するのは困難なので、一般に金の将来相場というのは ドル建て価格だけで予測されることが多い。過去における将来予測をピックアップしてみると次のとおりだ。 (㊟ ドル建てはオンス当たり価格、円建てはグラム当たり)
'12時点の予測 ‘13半ばまでゼロ金利継続するなら上値は2200$、下値は1500$ (GFMS社)
'13時点の予測 10年の長期で見れば海外で3000$、国内で10,000円 (豊島)
'14時点の予測 2020年までにはグラム7700円 (豊島)
'17時点の予測 2020年までに1800$台でグラム7000円 (ANZ銀行)
それで現時点でどうなったかというと、1302$の4672円(3/20現在)で、あまり当たっていない。商売というか客好みの予測をしがちである。 (以上、'19/03/22のブログ記事)
読み返してみると、それぞれの時点予測は結構 的を得ている。購入を始めた20年前は1万円で10g購入することができたのが、いまやわずか1.3gしか買えないまでに価格が上昇した。 それで遂に一部を売却する決断に至ったが、コロナ禍で売上げが 9割減という (会社も出る) 明日が見えない中、利益を確定させるのも必要と考える。
西安の博物館で見た金餅は前漢時代の金貨。兵馬俑なんか要らん、これが欲しい