憧れ(?)の卒婚 | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

卒婚とは婚姻関係を維持しながら お互いの時間を大切にしたい などの理由から 夫婦が別々に暮らすケースをいう。最近 注目を浴びていて、これを扱ったセミナーは満員になるらしい。

そうか、私らは時代を先取りしていたのか!

 

私らの別居はそもそもが跡取り娘である嫁さんが親に乞われ、扶養のため実家に戻ったことから始まった。決して夫婦仲が壊れて別住まいになったわけではない。(乞われ壊れが掛詞になっているんですが・・ 

あれから30年、定年で退職しようが 再就職しようが これが常態になった。それぞれが勝手に生きていくことで 嫁さんが夫源病 (夫が家にいることで発症するストレス) に罹ることもなかった。私も炊事、洗濯、掃除…  何でもできる有能なオッサンに成長した。

 

しかし 週1回の行き来だけで 結婚生活が維持できるワケでない。毎晩 生存証明の電話を入れるのがduty。外で飲んでいても、外国にいる時も 毎晩定時に電話を入れた (時間を決めておかないとそれぞれの都合がある)。そして週末には部屋を掃除して嫁さんをお迎えする。

世の夫婦は 「憧れの卒婚」 と思うかもしれないが、エア夫婦も維持するには それなりの努力が要る。