100回も海外旅行したというと、よく訊かれるのが “どこが一番良かったか”ということ。
これに対し、“ここ ! ”とはっきり答えるのは難しい。あそこも良かったし ここも良かった。自然、歴史、文化、食べもの… といろんな観点があるから 評価し難い。人によって好みが異なるし、自分自身でもそのつど関心が変わる。得点シートを作って総合点でランク付けしておけば客観的にランク付けができたか。
そして、近年になると観光客が多過ぎて目的を達せられない (見れない、入れない、食べられない) といった減点要素も考慮しなければならなくなった。
そこで 何回訪ねたかが もう一つのお気に入りの尺度になりうる。ロンドン、パリ、ローマが各4-5回あって、それに続くのがNYやマドリッド、バンコクなど。月並みだが皆に知られた観光地が並ぶ。
国内では東北の被災地を巡った旅行がいちばん印象深い。ベスト(旅行)という概念とは別のモノである。津波でみんな無くなってしまったという喪失感が強かったからか。それは耳や目でなく 心で旅したといえる。
なんぼ有名ゆうても ('14年10月北京旅行時の万里の長城)