市内交通 … ブダペストは180万人都市らしいが 街がコンパクトで、市内移動はラクだった。メトロ、トラム、バスに郊外電車が縦横に走っていて、共通チケットになっている。それぞれが頻繁に走っているので待たされるということがない。こんな コンパクトシティがいい。
旧社会主義国 … 戦後しばらくは 旧ソ連の支配下にあったのが博物館の展示で分かる。地図でみるとルーマニアや ウクライナ、スロバキアなどと接しているし、劇場で観た民族舞踊もコサックみたいのが混じっている。町のレストランで食べたのも ポテトがメインみたいで、華やかさがない。公共施設の係員は概してぶっきらぼうである。
物価 … うれしいことに物価は安い。みやげの菓子くらいしか買わなかったが、きちんとしたものでも 高くない。劇場のチケットの請求を あとでカードの明細で見たら 2人で2000円だったのには驚いた、しかし他の観光施設の入場料・利用料は 19年版 「…歩き方」に載っているのより 高くなっているのが多かった。インフレ下にあるのか。
NHKワールド … HのTVにNHKワールドが入っていたので チャンネルを合わせるが、日本紹介のドキュメンタリーみたいのが多く、ニュースは毎時10分間しかない。それも世界から配信を受けたのを英語で流している。NHKワールドを見るような家庭や事務所は CNNやBBCも受けているだろうから、その中で同じニュース素材を扱うNHKワールドの存在意義が解らない。しょうもない日本礼讃番組をやるくらいなら、対韓・対中摩擦に対する日本の立場を世界に主張する番組を放送した方がマシだ。
(ブダペスト シリーズは今回で終わり)
大戦中、多くのユダヤ人がここで銃殺され、あるいは川に突き落とされ、命を奪われた。その際、当時貴重だった靴を脱がされたから、慰霊として靴のモニュメントが設置されている。(国会議事堂近く)