まだ朝早いのに 嫁さんが起き出してごそごそしている (あまりにごそごそするので、“コックローチ”の愛称を献上した)。私はまだ眠いのに 連れて起きることになったが、6時前というそんな早い時刻は することがない。いちばんにレストランに行き朝食をとる。一見豪華でどれもが新鮮だ。魚介類はないが 野菜は多い。野菜を盛ってドレッシングを求めると 塩とコショーでと応える。ここらが残念なところだ。
早く起きたので 8時過ぎから観光に出た。イシュトバーン教会~くさり橋~王宮と歩くが、みな閉まっている。どこもが10時オープンになっていた。それだけに まだ市内に観光客は少なく、ゆっくり歩くことができた。10時になって王宮の丘にある国立博物館に入る。ハンガリー絵画がメインだが 一部に西洋印象派の作品もあってまずまず楽しめた。
街歩きの途中でトイレを使いたくなった。ヨーロッパの公衆トイレは有料が多いが、王宮の丘のトイレは250Ftの使用料であった。しかし昨夜ATMで下ろした1万Ft紙幣しか持ち合わせていない。それを出すと お釣りがないからと 利用を断られた。すったもんだしていたら 後ろに並んでいた見ず知らずの女性が 私の分も払ってあげると申し出てくれた。何か申し訳ない気がしたが好意に甘える。
昼になるにつれ気温が上がってきた。歩き疲れたし、寝不足もあって一旦ホテルに戻ることにした。
ブタペスト観光を代表するくさり橋(対岸が王宮) ゆっくりできる市民公園