インカの谷巡り(その二) ~ ペルーの古都を歩く⑭ | 100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

 オリャンタイタンボ

この遺跡も 山の斜面に段々畑が作られ、その脇の階段を上っていく。 上りつめた所にある広場には 太陽と月を祭った神殿がある。その神殿には段々畑の収穫品が供えられたという。広場まで続く階段を上っていく人は多く、富士登山みたいな列が上まで続く。

 

ガイドが私らに 上の広場まで行くかと訊くので、嫁さんは迷うことなく「はい」と応じた。ガイドは内心、「上るんかい!? 」と思ったことだろう。段差のある300段を上ぼり切るには けっこう体力が要る。

この遺跡には川が流れており、山からは別にパイプでも引いていて 水が豊富である。おまけに雨もポツポツし始めた。ここで 2時間を過ごし、夕刻にマチュピチュ行きの列車に乗る。

 

今日1日 車で走ったインカの谷は どこも標高が3000m前後あるのに緑が豊かだ。木々や草花が一面に咲いている。富士山には 2度上ったが、上の方は禿げ山になっている。それでガイドに訊くと、この辺りの森林限界は4500mとのこと。さすが赤道に近いだけのことはある。そして花が多いことについては 雨季のこの時期に多く咲いて、冬の乾季には枯れてしまうとのこと。雨は鬱陶しいがいいこともある。

 

  

 畑の脇の階段を上っていく               上の広場には巨石を並べた太陽の神殿が