オリャンタイタンボ
この遺跡も 山の斜面に段々畑が作られ、その脇の階段を上っていく。 上りつめた所にある広場には 太陽と月を祭った神殿がある。その神殿には段々畑の収穫品が供えられたという。広場まで続く階段を上っていく人は多く、富士登山みたいな列が上まで続く。
ガイドが私らに 上の広場まで行くかと訊くので、嫁さんは迷うことなく「はい」と応じた。ガイドは内心、「上るんかい!? 」と思ったことだろう。段差のある300段を上ぼり切るには けっこう体力が要る。
この遺跡には川が流れており、山からは別にパイプでも引いていて 水が豊富である。おまけに雨もポツポツし始めた。ここで 2時間を過ごし、夕刻にマチュピチュ行きの列車に乗る。
今日1日 車で走ったインカの谷は どこも標高が3000m前後あるのに緑が豊かだ。木々や草花が一面に咲いている。富士山には 2度上ったが、上の方は禿げ山になっている。それでガイドに訊くと、この辺りの森林限界は4500mとのこと。さすが赤道に近いだけのことはある。そして花が多いことについては 雨季のこの時期に多く咲いて、冬の乾季には枯れてしまうとのこと。雨は鬱陶しいがいいこともある。
畑の脇の階段を上っていく 上の広場には巨石を並べた太陽の神殿が