Kalihi Transit Centerで財布を受け取った後、同Centerから改めてダイヤモンドヘッドを目ざすより パールハーバーに向かう方が近いので、行き先をパールハーバーに変更した。
センターからまたバスに乗ること 4-50分で アリゾナ・メモリアル・センターに着いた。ここには真珠湾攻撃で撃沈された戦艦アリゾナ号を記念した博物館がある。
最初にビジターセンターで入館予約を取る。私らは午後1:15の観覧時刻が指定された。45分待ちになる。その間を他所で時間を潰した。定時に入館すると 先ずはホールで20分間の記録映画を見せられる。太平洋戦争に至る経緯や真珠湾攻撃の詳細を当時の映像でふり返る。日本軍による奇襲攻撃は咎められる行為だが、攻めるに至る日本の止むにやまれぬ立場などは語られない。そのため日本軍は悪玉に仕立て上げられていて 日本人は肩身が狭い。
ビデオの後は 船で沖合に出て沈没艦船の状態を見る。浅瀬だから 船艇の一部が水面から出ているし、船体も水面下すぐそこに見える。 70数年経った今でも重油が漏れ出しているとかで 一帯は油臭い。
日本人としての負い目を感じながらも 少し胸を張れたのは、そんな浅瀬に浮かぶ軍艦をゼロ戦から魚雷攻撃した技だ。普通なら放った魚雷が浅い海底に当たってしまうところを 工夫で戦艦まで届かせた。
沈没艦跡の記念館に上陸する 戦艦アリゾナ号を攻撃する様子