保育士不足問題~保育園日記⑤ | 100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

待機児童の増大が社会問題になっている。それは保育園不足の問題であるし、保育を担当する保育士不足の問題でもある。より根本的なのは保育士不足の方であり、保育園を建てる動きがあっても、保育士がいないので作れないでいる。

 

そのため保育士の争奪戦が起こっている。隣りの明石市では保育士確保のため、民間園の保育士給与を 2万円アップ (市補助) したし、市外から応募してくる保育士に家賃補助したりもしている。求職者はその好条件に惹かれ 同市に集まってくるので 近隣市町はお手上げだ。

 

家庭に引っ込んでいる潜在保育士の発掘も盛んで、ハローワークのパート求人をみても 保育士求人がわんさと載っている。何ケ月も前の求人が残っているから 並みの条件では食指が動かないのだろう。

先週プレ・オープンした我が家近くのイオンモールでは 9月の全面オープンに向け、テナントのスタッフを一斉に募集している。イオンモールに入るテナントだけの求人紙を周辺エリアに撒いている。その中で保育士も募集していた。

若いママに働いてもらって、その間 モール内に設置した保育所で 小さい子を預かるという仕組である。同モールは地下鉄駅直結で便利だし 新築でキレイだから、子を預かってくれるなら働いてみようかなという気が起きるのを狙っている。モールの保育士は常勤でもパートでもよく、時間は相談の上となっている。一般的な保育士パートは時給1000円前後に対し、ここは 1200円~となっているのも関心を引く。この条件なら 一定数の応募が見込まれるだろう。

 

このように 保育の分野でも実力市や大手企業が伸していくみたいだ。