老人施設という職場~高齢化社会 ③/5 | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

かつての同僚で 定年退職後に老人施設の施設長(事務長)に再就職した人がいる。その仕事の様子を聞く機会があった。

老人施設というのは 入所者の身の回りの世話や食事の提供で、365日休みなしで営業しているみたいなものだ。そのため 仕事が休みの日でも 何かコトがあれば、すぐ職員から呼び出しがかかるという。自宅に近いから 通うのに便利だと思っていたのが, 全く逆の目に出た。

特養 (特別養護老人ホーム) だけでなく デイサービスやショートステイ、更に診療所もやっているので、利用者も職員も多い。そのため いろんな問題が起きて 気持ちの休まる暇がない。

オーナーは締まり屋で何かと口を出すので やりにくいことこの上ない。一方の入所者はというと 家族がうるさい。特養の入所者は75人だが 1年にその13が亡くなったそうだ。死亡に伴う一連の世話だけでも大変なのに、遺族の中には施設の処遇 (キチンと入所者の世話をしたか) を疑う人もいるという。世話して文句言われるんじゃ やっておれんという気にもなるだろう。

いくら給料貰っているか知らんが、あまり行きたいと思えない(職場だ)なぁというのが感想である。