インターシティでクロアチア入り~クロアチアの魅力⑤ | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

14:45のザグレブ行き列車に乗ろうと駅に向かう。列車はコンパートメントになっていて、混んでいないとはいえ乗客は前席に足を上げたりしていて 空席を見つけにくい。何両か歩いて空席を探す。インターシティとはいうものの空調はなく、窓を開けて外気を入れている。列車は普段使っているJR快速並みの速度だが、よく揺れるので車内で字を書けない。


牧草地を抜け、畑の中を走る列車の沿線は ずっと緑が続く。人影も見かけず とてものんびりしている。集落で家々の窓を虫除けの花で飾っているのは スイスと同じだ。車窓から見ると 一軒一軒が大切に維持管理されている印象だ。やがて峡谷に入り 谷川沿いを走るのは四国山地を走っているみたいだ。時々トンネルに入るが、トンネルをくぐる間 車内が真っ暗になるのは愛嬌だ。


岸辺はテムズ川みたいに 川面と岸の高低差がほとんどなく、日本では見ない光景だ。列車はクロアチアに入って10分以上停まっている。何の説明もないので事情が分からない。やがて何人もの係員が回ってきて パスポートを見せて下さいという。検印して暫くすると また別の係員がきたので 既にチェック済みだというと、ノーノー先のはスロベニアの出国で、今度はクロアチアの入国審査だという。ふ~ん 今なお こんな国境管理をするんだと驚いた。

クロアチアに入ると 畑が荒れ始め放棄田が目立つ。田園風景のスッキリ感が消えた。国の政策が異なれば 農村環境もこんなに変わる


  

ゆったりとしたコンパートメント      列車はのんびりした田舎を走る