アーサーズパスからの帰途はバスを使うことにした。どんなバスかと待っていたら16人乗りのマイクロバスが来た。CHCH (クライストチャーチ) での宿泊ホテルを聞いてくるので、なぜそんなことを聞くのか いぶかっていると、同乗客が教えてくれるには宿泊ホテルまで送ってくれるとのこと。路線バスでは信じられないサービスである。
しかしこのバス、活きがいいと言うか 飛ばしまくる。そもそも一般道ながら制限速度が100キロである。そしてアーサーズパスから CHCHまでの150㌔メートルのうちCHCH 近くまでの 100㌔以上にわたって 信号は(ロータリーも)1個もない。道路は往路の線路に ほぼ並行して走るが、列車がトンネルを潜っていくのに対し、バスは山越えだから ワインディングしながら走る。途中、鉄道とクロスするが、日本みたいに 踏切で一時停止したりしない。一気に突破する。前列席に座った嫁さんは怖くて ずっと座席にしがみついていたと言う。爆走といういうカンジで、列車が 2時間半かかって行った所を バスは 2時間15分で帰ってきた。
同じような経路でも 列車とバスでは景色が変わり、それはそれで面白かった。