バッグを取り戻せ ~ ちょっとオモロいシチリア日記 ⑤/11 | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

811日(後半)

アグリジェント観光を終えた後、その足で空港へ スーツケースを探しに行くことにした。空港行きバスが出るまでに 1時間ある。その間に昼飯を食べようとレストランを探したが、適当な店が見つからない。もうここにしようと 小さなトラットリアに入った。ビールとスパゲティを頼み 待っていると、隣席から 日本の方ですかと声がかかる。サングラスをしていたから どこの国の人間か分からなかったが、眼鏡を外したご仁は 大阪で旅行社を経営しているという日本人。シャモニーで日本料理店をやっているとも言っていた。アグリジェントの遺跡では一人の日本人にも出会わなかったのに、こんなところで出くわすとは。先方もこの数日 全く日本語を話さなかったので、久しぶりだと言っていた。スキーの話とか イタリアはえぇ加減な国じゃ とかの話をひとしきり聞く。(このときの話はコチラ

時間も無くなってきて、空港行きバスに乗ることに。


無事空港に着くも そもそもが計画外の行動であるのでパスポートも 預け荷物の半券も持ってきていない。でロストバゲジはどこに行ったらよいかを聞くと、3階のセキュリティ・チェックを通ってから1階のロストバゲジに行くようにと言われる。
セキュリティでもロストバゲジの部署でも、当然に パスポートを見せろ、搭乗券を見せろ、バゲジの半券は? ロストバゲジの証明は? と次々に求められるが、とにかく何も持ってきていない。それでも何とか関門を突破して ( RPGゲームの主人公の気分 ? )、最終的に係官が コンピュータの端末で荷物の探索をするまでにたどりついた。
そして出てきた回答が、本日 ホテルに送り届けた というもの。やっと解決したー と安堵した。サンキュー、サーを言い残し、待合室で待つ嫁さんに報告にいくと、本当にホテルに届いとるんか?電話してみィ とかいう。仕方なくホテルに電話を入れ、泊まり客の誰某を名乗ると、バゲジが届きましたと 何も聞かないうちに返事された。 - 以上、終わり。

空港から市内までバスで戻る。暑く、忙しく、気を遣う一日であった。帰ってきてからも、明日のシラクサ行きのバス探しや電車探し、夕食のレストラン探しなどもあって もう,しんどい。本当に疲れた一日であった


100回行こう、ヨーロッパ  ~ 世界旅行百話 ~
数あるアグリジェント遺跡のひとつ
100回行こう、ヨーロッパ  ~ 世界旅行百話 ~
自然の険しいシチリアの大地