一年半前、肝臓に転移した事を告げられました。
その日は、腎臓癌の半年検診と大腸癌の3ヶ月検診のダブル検診日だったんです。
最初は、腎臓癌の泌尿器科。
席につくなり、先生が難しい顔をしてて、
“ソレ”は、素人の私にも確認出来るものでした。
続けて、先生が、
次の大腸癌検診の消化器外科。
泌尿器科で言われた事を先生に言いました。
CT画像を見ながら、私が、
消化器外科の先生は、
泌尿器科の医師は、大きい転移癌だけを、消化器外科の医師からは、私では確認できない小さな無数の転移癌を指摘されました。
もう、MRIを撮ってまで確認する必要もなく、私は、転移の告知を2人の医師からされたも同然でした。
1週間後、一応、MRIを撮りました。
その1週間後に、はっきり、肝臓に転移した事を告知されました。
ジワジワと知る事になった肝臓への転移。
それまで、大腸癌のブログを読み漁っていた私の頭に浮かんだのは、
大腸癌の5年生存率。
中央値2年。
あぁ、、
2年後には、ステージⅣの人の半分は死んでしまうんだぁ。
あぁ、、
私、死ぬんだぁ。。
大腸癌発覚の2022年は、旦那は単身赴任中で、市の健康診断で血便判定が出ただの、内視鏡検査の結果だの、大腸癌発覚だの、手術や入院だのも、どーせコロナで面会できないので、ずーっと、結果や状態等を、赴任先の旦那にメールで伝える形になっていて、
この転移の経緯も結果もメールで知らせました。
この5年で、一気にいくつもの病気をした事や、腎臓癌を経験した事、その上、大腸癌にもなってしまった事。
大腸癌に関しては、全ての告知を一人で聞いて対処してきた事。
そのせいか、肝臓への転移が分かっても、それほど強い衝撃は受けませんでした。
でも、徐々に、、
えっ、
たった半年で手術不可のステージⅣ??
無数に癌が出来てるって、早くない??
ステージⅡだったじゃん。
えっ、
2年後には、死んじゃうの??
えっ、
苦しいの嫌だよ。
痛いって死んでくの嫌だよ。
えっ、
治療費、大丈夫かなぁ〜
私の運も、等々尽きたなぁ。
と、色んな思いが増えてきました。
次に浮かんだのが、
“所見なし”
えっ、、
放射線科医は、この肝臓の状態を“所見なし”と診たの??
素人の私にも分かる程の大きさでした。
一体、何と見間違えて、“所見なし”としたのでしょうか?
もし、、
泌尿器科の医師が、放射線科医の診断のまま、確認しない医師であったのならば、、
もし、、
消化器外科の医師が、確認しない医師であったのならば(多少、その気はある先生だがぁ)、、
私は、どうなってたのかなぁ??
結局は、この放射線科の判定は、その後、話題にされる事もなく過ぎていきました。
院内では、何かの動きがあったのかもしれません。
何もなかったかもしれません。
私は、何も知らないし、敢えて口にもしませんでした。
病院の検査に信頼が置けなかったら、検査をする意味がありません。
しかし、
放射線科医も人間。ミスはあります。
そのために、ダブルチェック、トリプルチェックとして、主治医が診る訳で、今回は、泌尿器科の先生が、疑いを持って診て下さいました。
検査で癌が見過ごされ、悪化した状態で発見され、病院側が頭を下げてる映像をニュースで観たりします。
私は、自分の治療に集中したいので、“所見なし”にはこだわりませんでした。
もしこだわったら、、
一つ前に書いたブログの後半部分の内容
ここに癌がありますって目で見れば、あっ、腫れてるなぁって分かりますが、普通はわかりません。
癌の疑いがあるものを、そう言う部位を、そう言う目で診れなかったとしたら、、
この病院の全てが信じられなくなってしまうから。