2年前のゴールデンウィーク、私は、大腸癌の切除手術をしました。


その時は、他に部位に転移もなく、腎臓癌同様、経過観察の身になるとばかり思っていました。

しかし、
退院した後の健診での病理検査の結果から、ステージⅡハイリスク判定。


リンパ管侵襲、静脈管侵襲、それぞれレベル1という結果でした。



レベル1だと言う事、癌細胞自体も勢いの強いものではなかった事、例え、補助的化学療法をやったとしても、効果のある人は、1人か2人と言う確率の低さから、私は、術後補助的化学療法をやりませんでした


それに関しては、やっておけば良かったという後悔も、肝臓に転移が分かった時には思いましたが、
今現在、3rdlineまできている抗がん剤が、尽く効いてない事からすると術後補助的化学療法をやっていたとしても、多分、効いていなかった事でしょう。



このブログも、一年以上書いてると言うのに、大腸癌が見つかった経緯を、まだ書いてないんですガーンガーンガーン



皆さんの住んでる市や町にも、無料でやってくれる公的検査って、ありますよね?
毎月の広報誌にスケジュールや対象年齢とかが書いてあるやつです。

結婚して27年。毎月、この広報誌はポストに投函され、ずーっと見てきました。

子供の予防接種のスケジュールや、子供のイベント、スポーツ文化的イベントの申し込み等では使用しましたが、それ以外の欄には興味がなく、子供が大きくなるにつれて、広報誌自体、あまり読まなくなりました。

ましてや、無料の健康診断欄など、スルー状態でした。


それが、、
2021年の冬、何とな〜く、広報誌を読む事があって、たまたま、健康診断欄が目についたんです。



“乳がんの検査って、一度もした事ないや〜”

と、何とな〜く思ったんです。


家は、乳がん家系ではなかった事と、あのオッパイが潰される検査を受けた人の話を聞いていたら、とても受ける気になれないまま、この歳まできてしまって。

無料又は数百円で出来るのならば一度受けてみようと思い、どーせ、保健センターに出向くのであれば、他の検査もついでに受けとこうかなぁ〜となり、胃カメラは、バリュームを飲まなくちゃならないし、骨密度は、まだ大丈夫かなぁ〜となり、他の検査は、年齢や時期で弾かれたりと諸々から、残ったのが大腸癌検査。


“便を検査キットに塗りたくるだけだしなぁ〜”
“これにしとこーっと”


と、まぁ、こんな軽い気持ちで、大腸癌検査をしたんです。


それまで、お腹が痛いだのなく、便に血が混ざってなんて、肉眼では全くなかったんです。



それに、、
2017年秋に、突発性難聴。

2018年春に、バセドウ病、子宮筋腫による子宮摘出、腎臓癌による腎臓摘出手術。


急な更年期状態を避けるために残した卵巣だったけれど、結局は、その卵巣が卵巣嚢腫となり、卵巣を残した甲斐もなく、直ぐに女性ホルモン枯渇状態、更年期障害がやってくる事に。


ですから、
2018年から、

3ヶ月に一度、卵巣嚢腫経過観察、更年期障害のための産婦人科。
2ヶ月に一度、血液検査をしてのバセドウ病定期検診のため、代謝科。
3ヶ月から半年に一度、血液検査、尿、CT撮影をしての腎臓癌経過観察のための定期検診を泌尿器科。


大腸癌が発覚した2022年までに、私は、ずーっと、この検査をしてきたんです


これだけの検査をしてきているんだから、他の癌が、私の体の中で、人知れず生まれ育ってるなんて、思いもしなかったんです。



腎臓癌が見つかった頃には、大腸にもう既に癌が出来てたのでは?

と言う疑念が、今でも心の中にあります。



後悔するならば、腎臓癌後、胃カメラや大腸内視鏡検査まで、手を出しておくべきでした。


でも、そこまでする人、一体、どの位いらっしゃるんでしょうか。。



内視鏡検査をして、癌告知をされたその当時の消化器内科の女医さんに、



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この数年、これだけの検査をしてきたのに、分からないものなんでしょうか?



と、告知された時に思わず聞いてしまいました。


CTの画像を見ながら、癌のある場所をアップにして、、



ここに癌がありますって目で見れば、あっ、腫れてるなぁって分かりますが、普通は、分かりません

 
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この言葉が、全てな気がします。