葛藤の果ての挑戦! | 『ゆ』の素

『ゆ』の素

漫画家・イラストレーター
湯浅みきの日々徒然

あなたもスタンプをGETしよう

 

 

いつか女将さんの招き猫も出来たらいいなイエローハーツ

 

 

前の漫画の連載が終わった後、町おこし関連の漫画に力を入れていて

何年かオリジナル漫画から離れていました。

 

そちらが落ち着いたため改めて

「オリジナル漫画」も

描いては挑戦しての繰り返しをしていました。

 

ストーリー漫画で「能」をテーマにしていたのもあって難しい部分もあり

最終選考までいくも、あともう少しみたいな感じで。

 

で、上手く進まない時期があると

前にも書きましたが

自信を無くすわけですよアセアセ

 

 

 

以前は自己評価が低く、そんな中でも

自分のことで褒めてあげたいイエローハートと思えたことは

 

 

「ずっと漫画を描くことを続けてきたこと。

挑戦してきたこと」

 

上手くいかなかった時って

本当ショックだったり

悔しかったりしますが

それでも止めようと思ったことはなくて。

 

 

そこに関しては、自分でも「凄いわ」「ようやっとる」と認めることができた部分でした。

(ただ単に楽観的なだけだったかもニヤニヤ

 

 

 

だがしかし。

 

2,3年前。妙齢(笑)にもなってきて

初めて「もしかしたら…」って思いが芽生えました。

正確に言うと「今が岐路かも」

 

 

 

そんなこと初めて湧いた感情で戸惑ったし、 正直怖かったです。

今まで積み重ねて来たものを0にするのかとガーン

 

 

 とはいえ何かしら創作はしてるだろうし、

(イラストのお仕事はしてますしねウインク)

原作者付きで漫画も描くかもとは思っていました。

 

 

恐らく「引き寄せ」的に言うと、色んな経験をしたが故、

「オリジナル漫画」=「難しい」

が自分の中で定着してしまっていたんだろうなと。

 

自分の中で一番難しかった引き寄せがコレだと思いますアセアセ

 

 

 

 

そんな時期もあったり、色んな葛藤を経ながらも

 

絵を描くお仕事やってて、それで生活出来てるんだから、ありがたい。

 

 

と、それまで「無い」を見ていた視点が変わり、「ある」が見れるようになりました。

(「既にある」ってヤツですねウインク)

 

 

そう思えたら落ち着いて、また描こうという思いが芽生え

漫画家として自分が本当に描きたいものは何か? 

を追求していったところ

 

「日本の伝統文化を漫画で分かりやすく解説する・伝える作品を描きたい」

 

という思いが出て来たんですね。

 

 

でもどこの出版社さんに持っていけば良いのか?

 

 

 

一般的なストーリー漫画の雑誌では難しいかも。

 

漫画家としてデビューしてる方は、大概編集さんに何を言われそうか予想がついたりします。

 

編集さんで興味がある人がいれば別ですが、そうでなかった場合

 

この出版不況の最中、日本の伝統文化についての漫画を描いたって売れないから。

 

とかアセアセ

神社系もめちゃ言われました。

数年前まで、書籍のカテゴリーの中で「神社」は一番売れないジャンルだって。

(この辺が色々してきた現実的経験の一部w)

 

 

そんなこともあり、やはり日本文化に関連した本を発行されている出版社さんに持ち込むのが一番良いだろう。 

 

じゃあ作品が出来たら地道に持ち込みをしよう。

そんな風に思っていました。

 

 

 

 

 

 

 

そして今年に入り

ふと「ぼくらの京都・漫画コンテスト」の存在を知りました。

 

 

 

おお!京都の文化についての漫画募集!自分が描きたいものに近いと思い、

どんな出版社さんなのかなと淡交社さんのHPに飛んでみたら、

どんぴしゃで茶道メインの日本の文化を発信されている出版社さん

 

「来た―――!ポーンポーンポーン

 

って思いました。

 

 

そんな淡交社さんの「漫画コンテスト」なら、 

 

 

「この内容でもイケル!  

ここしかない!!

むしろここでしょう!!!」

 

そんな想いで挑戦しました照れ

 

 

それでも、もしかしたらこの形態

(ストーリー漫画というより学習漫画)は違うかもキョロキョロ

とか

後半説教臭くなってないだろうか?とか気になる部分もありました。

 

 

実際今回載ってる「評価」でその辺を指摘されている審査員の方もみえて、ですよね~って感じでアセアセ

 

ただ、自分的には

 

この賞で終わらせる作品ではなく、淡交社さんにとっても今後役に立てる漫画にしたい。

 

受賞して、賞金もらって、やったー終わりチョキではなく、その後も展開していけるよう、

一見敷居が高そうな「日本文化」に入りやすいよう

猫の女将さんってキャラを創り、今回「町家」でしたが「茶道」や「能」「華道」と拡がっていきやすい設定を考えてみました。

 

 

 

そんな思いで取り組んでいたこともあり、まずは「優秀賞」という大きな賞を頂くことが出来て

本当〜〜〜〜〜に感無量!!笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

 

自分の中の「難しいの壁」をようやく突破することが出来ました。

 

 

 

どれだけ嬉しかったかというと、

今年の祇園祭の際八坂神社さんで「宵宮(まつり)」の後、まい殿でんに淡交社さんの提灯がかかっているのを見つけ、提灯に向かって「ありがとうございます!」と拝んだくらい笑い泣き

 

 

 

こちらがその提灯です爆笑

 

 

 

やっとこの写真貼れました〜

凄く目立つ場所にあってビックリポーン

 

 

 

 そしてここからまた新たなスタートが始まるわけですよ。

 

 

続編で描けるかどうかは、運・流れで決まるわけで。

だからいつ呼ばれても良いよう準備はしておこうとウインク

 

挑戦し続ける限り葛藤はまた出て来ることもあると思いますが、流れに任せつつ出来ることをやっていこうと思います。

 

ブログで紹介して下さったMichiさん、

ササキヒデヒコさんマチャコさんありがとうございますラブラブラブラブラブラブ

またツイッターなどSNSで触れて下さった方々もありがとうございましたキラキラキラキラ

 

 

次回、応募した後どんな心持ち

所謂 設定・イメトレしてたか?

どうやって自分のこと信用することが出来たか?などお話しますイエローハート