今年は伊勢神宮が20年に一度の「式年遷宮」の年。
「式年遷宮」って何?って方は、こちらをどうぞ→http://www.isejingu.or.jp/shikinensengu/shikinen-index.html
そんなわけで新しく建て直すために、この年に向けて何年も前から準備が始まっており、数年前には社殿等用の木を運ぶお木曳きの「川曵き」の方を友人たちと観に行った事があります。
この時、これから行われる神事の一覧が載っているパンフレット等を手にしたのですが、その中の「お白石持ち行事」というのに惹かれました。
実は、お伊勢さんの社殿が建っている地面には「清浄」を表すために「白い石」が敷き詰められています。
式年遷宮の際、この石も新調するとのこと。
お白石持ち行事は、地元の方や縁のある方達が全国から集まり、各町内から車に乗せた石を曳いて内宮や外宮まで行き、到着後は一人一人が白い布で石を包み御垣内に入って石を奉献するという神事であります。
そんなん聞いたら・・・参加したいやん??
そしてご縁があって、なんと今回その神事に参加出来る事になりました
ちなみに著名人の方も多く参加されており、脚本家として有名な鈴木おさむさんと奥さんの森三中大島さんも参加されたりしております^^
鈴木おさむさんブログ→http://ameblo.jp/smile-osamu/entry-11584853986.html
(参加日違ったので無理でしたが、お二人共好きなのでお会いしたかった~(#^.^#))
衣装は清浄を表すためになるべく白が良いということで、全身白コーデ!
正直、めっちゃ妖しい!!
本来なら炎天下の下、4時間以上内宮まで歩かないと駄目だったのですが、一緒に参加した妹が普段めっちゃ元気っ子に見えながらも、人一倍疲れやすく、先日も倒れたばかりだったので、内宮の宇治橋から参加させて頂く事にしました。
バスで内宮へ向かう途中、お白石持ち行事の行列を見かけました。
各町内1,000人以上の人が参加しているとのこと。
多いところですと、6,000人参加者がいる町もあるそうです。
水分補給も兼ねて、噂の「赤福氷」を初堪能!
白いお餅の部分が、個人的に美味しかったです
やはり暑かったのもあり、連日救急車で運ばれる方も何人かみえたようですが、+すんごい人数の参加だったのもあり、この日も何組かの町内が順番に内宮に来て奉献していくのですが、どんどん時間が押していき、私が参加させて頂いた町内の方が辿りついたのも、予定の時間から2時間遅れで到着。
その後の石の準備等の待機時間などもあり、2時間待ちから参加の自分たちでもなかなか厳しいものがありましたが、朝から参加の皆様は、本当にお疲れだったと思います。
宇治橋を渡ると、仮設手水舎が作ってあるので、そこで手や口を清め、各町内の石の配布場所があります。
そしていよいよ石が手渡されます。
ハンカチで包んで受け取った瞬間
長時間車の荷台の上で太陽にあてられていたせいか、石が温まっていたのですが
なんというか
「ヒナ鳥を抱っこした感じ」というか「小動物を抱っこした感じ」というか・・・
とにかく
「命の温もり」
を受け取った感じがしました。
そして、胸の高さ以上に掲げ、新しい拝殿に進みます。
実は私、御垣内に入れるのは知ってはおりましたが、せいぜい二つめくらいまでかなぁ思っておりました。
内宮は四つの垣で囲まれており、通常の参拝では入れて二つ目の垣の前まで。
その先は天皇や神職の方でも一部の人しか入れない神聖な場所となっております。
ところが・・・ところが!
どんどん列が奥に吸い込まれて行き、1つ目、2つ目と門が開いているではありませんか!!
嘘・・・!まさか・・・!?と続いて歩いていくと・・・
まさかの四つ目の御垣内にも入れ、目の前に美しい御正宮が
入った瞬間、気のせいじゃなく空気変わりましたよ!
この先見れたとしても、20年後のお白石持ち行事の時しか機会はありません!!
もうもう、感動しました
そして、建物の様式は知ってはいたのですが、実際の建物を見て新たな発見が。
手すりのような高欄の上に、なんと五色の宝珠(スライムみたいな形のもの)が色とりどりに飾られているではありませんか!
「据玉」と呼ばれているそうで、どんな感じかというとこちらのサイトの真ん中辺りにある「丹生神社」の写真を参照。
http://juhorie.com/zhorie/22no2.htm
こちらの炎的な装飾がないもので、石の質や色はもっと違う感じ。
とにかく美しかったです!
ずっと浸っていたかったのですがそういうわけにもいかないので、ハンカチずてにそっと白石を奉献し、穴のあくほど御正宮を見つめながら、裏口から外に出ました。
願わくば、余裕がある状態で、改めてもう一度拝見させて頂きたいですねぇ(#^.^#)
日帰りの弾丸で参加してきましたが、本当に本当に参加して良かったです
この機会を与えて下さったTさん。そして地元で明るく出迎えて下さいましたKさん、本当~~~にありがとうございました!!
また、外宮の際はよろしくお願い致します