今日の午後は、台風19号に係る災害復旧の事業説明会が17自治体の農政担当課と12土地改良区、埼玉県農林部の参加にて東松山地方庁舎で開かれ、関東農政局農村振興部防災課の番詰課長さんから「大規模災害における対応」について説明を受けた後、質疑応答です。

 

 

 被害の状況として農地は主に河川の氾濫や風による倒木等による被害やガレキの飛散や土砂の堆積等、また、農業用施設は河川の氾濫による排水機場、揚水機場が湛水し起動できなくなる被災、河川の異常な出水により堤防の決壊や河床洗堀等により大きく被災。

 

 何よりも先行しなければならないのは、来年の作付け迄には復旧工事を完了させる為、排水機場の潅水したポンプ、電気設備、受電設備などは施工業者を早く見付けて査定前着工して早期に完成させなければ作付けに影響が出てしまうことから通常の手続き査定を省略し、机上で処理することなど。

 

 その机上処理の根拠を写真判定とすることから被災家屋の判定も写真判定することも必要な事でもあります。

 

 また、土砂の堆積除去は農林で、ガレキのコンクリート・その他は環境でという扱いになることから処理の分類が少し複雑になると思われます。

 

 何れにしても市民生活を脅かす自然災害を如何に未然に防げるか、治水事業の徹底と今回の水害の関する検証を徹底しなければなりません。

 

                     松坂よしひろ