9月議会では埼玉県で発生した豚コレラによる被害を受けた農家への支援や、感染予防・まん延防止等に要する経費として10億6千万円の補正予算から公共事業の55億円追加補正や、全国に先駆けて埼玉県議会議員の会議欠席事由における会議規則と委員会規則が一部改正されました。

 

 また、議員から提出された「12月23日を平成の日と定め、国民の祝日とすることを求める意見書」に対して会派として反対の態度を明確にしました。

 

 提案者は、上皇陛下は30年の長きにわたり御在位され、12月23日は国民の祝日として定着している。また、平和と繁栄を享受する一方で、相次ぐ自然災害などにより、平穏な日々の尊さが国民の心に深く刻まれた平成の時代を顧みる日としても祝日とすることが望ましい。という理由。

 

 それに対し、会派として前天皇が上皇としていらっしゃる状況というのは、明治以降の近代国家としては前例がなく、退位や元号などの議論の際、頻繁に”象徴や権威の二重構造”という言葉が出てきたことから避けるべきと、12月23日を上皇陛下の誕生日に因んで祝日にした場合、まさしく二重構を助長することにならないか懸念されます。等々と。

 

 結果的には最大会派他の賛成多数で意見書提出となりますが、国は「皇位継承後の12月23日を平日とするか、新たな国民の祝日とするかについては、国民各層の幅広い議論が必要だ」と指摘しています。

 

 今日は会派として令和2年度の埼玉県政更なる充実を目指した政策予算要望を大野知事へ直接手渡し、更に地元の政策要望をさせて頂きました。

 

 

 県議会は閉会しましたが、台風19号が直撃しそうで県民皆様には身を守るために最善の行動を取られて頂きたいと思います。

 

 

                           松坂よしひろ