みんな流されて、自宅周辺で心当たりの物が見つからない人が大勢います。「がれき」と一口で言ってしまうかも知れませんが、見渡す限りの「がれき」は、そこに住んでいた人々の財産であり、家族でもあると思いを強くしました。

 

私は失礼かと思いましたが一枚の写真を撮らせて頂きました。

 一人の女性の方が探し物をしています。声を掛けようと思いましたが、言葉が出ません。

松坂よしひろの「さらなるチャレンジ!」
松坂よしひろの「さらなるチャレンジ!」
松坂よしひろの「さらなるチャレンジ!」
 震災から一ヶ月が経ち、行政が復興に向けての準備を始める一方で、警察、消防、自衛隊や支援組織など数えきれないほどの動員を現在も行い行方不明者の捜索が続けられています。

 

災害対策本部や避難所には、親類縁者の安否を気遣う人の出入りが途絶えることがないことや、支援物資が十分に届いているにも係わらず自宅で避難生活をしている人たちには行き届いてないことなど、まだまだ課題が山積しています。 

 

早期の被災地復興が望まれますが、現状では被災者対策が最優先となり、現段階では復興策が具体化するまではまだ時間を要するのではと思います。


 今回の大災害からの復興は、被災地の市町村単位では明らかに限界があるため、関係自治体が一つになることが必要になってきたのではないかと考えます。復興には時間が係るかもしれませんが、当事者の市町村と住民が目標を共有し、心を一つに取り組んで行くことが大切であります。


 私たちの埼玉県では大きな被害は無かったものの地域防災力に差異があるため早期に取り組むべき課題として、自治体単体の政策ではなく広域的な政策として考えて行かなければなりません。


 以下続きます。



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