東松山市に存在する唯一の美術館が「原爆の図」丸木美術館であります。久しぶりに立ち寄ってみましたが、あいにく閉館時間の午後5時ギリギリだったので入館をあきらめ資料だけを頂いてきました。


つなぎとめる記憶のために展が7月10日まで開かれています。


松坂よしひろの「さらなるチャレンジ!」 border=


「説明全文」


 (原爆の図)を描き、戦争とは何かを生涯かけて問い続けた丸木位里・丸木俊夫婦が、最後にたどりついた場所。それが沖縄でした。丸木位里は、「沖縄を描くことがいちばん戦争を描いたことになります」という言葉を残しています。


 昭和20年3月の米軍沖縄上陸。数か月におよぶ地上戦の末、沖縄の人々は米軍に追い詰められ、味方であるはずの日本軍にも死の選択を突きつけられ、次々と命を落としていきました。そこには、極限の戦闘状態における軍隊の真の姿とともに、近代以降、沖縄が強いられてきた複雑な歴史の陰が透けて見えたのです。そしてその影は、敗戦後の米国統治の時代を経て、1972年の日本復帰後も米軍基地の集中という形で続いています。


 本展では、米軍普天間基地の一部を返還させた土地で、丸木夫婦の(沖縄戦の図)を展示している佐喜眞美術館の協力により、丸木夫婦が沖縄戦を取材して描いた絵画を中心に、複雑な歴史の”記憶”を想起させる沖縄の芸術家たちの絵画、写真、映像などを紹介します。


 これらの作品と向き合うことで、普天間基地の移転問題で揺れる沖縄の人々の声を実感し、国家による”記録”とは別の視点から語り継ぐ”記録”の意味を再考することができるでしょう。




 平和な社会の中で生活する私達にとって、忘れてはならない歴史の現実を改めて顧みる必要があると考えます。


  是非ともお時間がありましたら丸木美術館にお立ち寄り頂きたいと思います。


松坂よしひろの「さらなるチャレンジ!」 border=


丸木美術館前の都幾川