本日、桜山小学校・白山中学校と両校のPTA主催による「ニュートリノ講演会」が開催されました。

松坂よしひろの「さらなるチャレンジ!」

 講師は、素粒子ニュートリノ研究の第一人者として知られる梶田隆章先生です。先生は東京大学宇宙線研究所所長、宇宙ニュートリノ観測情報融合センター長と多忙を極めていますが、白山中学校の榎本校長先生が梶田先生の母校である南中学校時代の恩師であり、今回の特別講演が実現しました。また、梶田先生は私の中学校の先輩でもあります。

 榎本先生は、133人の生徒だけでなく、南中学校時代の先生方、地域の皆さん、そして私と数名の議員さんにまで案内を出して頂きました。そして、「たくさんの人に地元出身の梶田先生のことを知って頂きたい。きっと良い刺激をもらえるはずだから」と話されてました。

 講演が始まり、梶田先生から「ニュートリノ」についての「素粒子」から細かく説明をして頂き、まず、起源を宇宙の誕生から始まり、宇宙の膨張の事など、初めての方にも分かり易く、丁寧に説明を頂きました。

 そして、「ニュートリノ」の発見について、アメリカのクリントン大統領(当時)がMITの卒業式での演説の内容が梶田先生から紹介されました。

「ちょうど昨日、日本の物理学者が小さなニュートリノに質量があると報告しました。ところでこのことは、ほとんどのアメリカ人には大した意味もないことでしょう。しかし、このことは最も小さな素粒子や宇宙がどのように成り立っているか、そして宇宙がどのように膨張するかというようなことに関する最も根本的な理論を変えるかもしれません。アメリカもこの研究を応援しています」とありました。

松坂よしひろの「さらなるチャレンジ!」
 そして最後に、ニュートリノの研究は、宇宙と自然法則を探る鍵の一つです。科学研究はおもしろいものです。興味のある人はぜひ科学の道を、と生徒に話されました。

 講演終了後は生徒から積極的な質疑も行われ、参加された全員の方々にとつて大変有意義な一時となったことだと思います。