近江八幡市立総合医療センターです。


 診療科目が24科目、病床数403床、常勤医師55名の東近江地域の中核病院として救急救命センター、周産期母子医療センター、災害拠点病院等の役割を担いつつ、急性期病院として運営されています。

 このセンターは平成18年10月に、全国的な医師・看護師不足の影響・厳しい経営環境から病院事業では全国でも先駆的にPFI手法を導入し、経営改善に取り組まれてきましたが、当初計画の見直しの相違から病院運営が困難となってしまい、PFI契約を20億円の違約金を支払い解除し、今年から再び直営にて運営を始めました。

 しかしながら、一般会計からの繰り入れが単年度で11億円と膨大であり、市の財政負担を勘案し、長期的に自主独立の経営に徹するとしてますが、大変なものがあります。

 その改善策の一つとして、効率性の追求として、外来より入院・救急医療を中心に合理化に務め、平成25年度からは健全な経営を目指すことや、慢性的な医師不足について、一方的に医師の派遣を大学病院にお願いするのでなく、若い医師を育てられる魅力ある病院にすることが一番と院長(経営管理者)からの説明がありました。

松坂よしひろの「さらなるチャレンジ!」

 何処の自治体病院も不採算部門を抱えながら厳しい経営に陥っていますが、経営管理者のリーダーシップにより大きく改善されるものであり、その根幹は「やる気」であります。

 それは日本全国何処でも通用することだと思います。