皆様、こんにちは、板橋区議会 議長の元山よしゆきです。

昨日ご報告させて頂きました「令和2年度東京都板橋区一般会計補正予算(第1号)案」についてご報告申し上げます。

 

~新型コロナウイルス感染拡大阻止と区民の生活支援のために

 

1 概要

板橋区は、総額59,647,000千円となる令和2年度東京都板橋区一般会計補正予算(第1号)案を、5月15日(金)に開催される、第1回区議会臨時会に上程する方針を固めた。

これは、国の「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」に伴う、一人10万円の特別定額給付金や児童一人1万円の子育て世帯への臨時特別給付金の早期給付に向けた準備を進めるために行うもの。

さらに、区独自の施策として新型コロナウイルス感染症から、区民の生命と健康を守るとともに、区民や中小企業者の暮らしを支えるため、民間医療機関と連携したPCR検査体制の強化、入院医療機関の支援、受診相談窓口の拡大を行う。

また、小・中学校の子どもたちへ向けて家庭学習を支援するため、区立学校ごとのチャンネルを作成し、インターネット動画配信を行うほか特に、受験を控えた中学校3年生については、タブレットパソコンなどの貸し出しを行う。

 

 令和2年度一般会計補正予算(第1号)主要事業

(1)新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するための対策

①新型コロナウイルス検査・医療体制等支援事業   920,600千円

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、PCR検査実施体制の強化と感染症患者の入院治療体制の確保が急務となっている

このため、区内医療機関による検査体制強化や感染症患者の入院病床を整備する医療機関への支援等、さらには既に開設しているPCRセンターに要する予算を決定する。

本事業の実施により地域医療体制の支援強化を行う。

 

ア)板橋区PCRセンター開設 184,376千円

 板橋区医師会へ運営を委託し、週2~3日のPCR検査を実施する。

 

イ)PCR検査実施医療機関支援 236,200千円

PCR検査を実施する区内医療機関に対し、支援金と検査に必要な物品を支給する。

 

ウ)PCR検査の民間検査機関利用  162,624千円

区内で採取した検体の検査について、民間検査機関を利用することにより、判定に要する日数の短縮化を図り、より早く適切な医療感染症対策等につなげる

 

エ新型コロナウイルス感染症患者入院医療機関支援 300,000千円

新型コロナウイルス感染症対応病床100床を確保するため、病床を整備する医療機関に対し、整備費を支援する。

オ 新型コロナウイルス健康相談窓口拡大  37,400千円

受診相談窓口(コールセンター)を委託化し、区民からの受診相談体制の充実を図る。

国及び東京都の緊急対策に対応するもの

特別定額給付金事業費     57,979,626千円

新型コロナウイルス感染拡大防止に留意しつつ、簡素な仕組みで迅速かつ的確に家計への支援を行うため、1人につき10万円の給付金を支給するための経費を計上する。

 ・給付対象者 574,000人。

 ・5月7(木)より、マイナンバーカードを活用したオンライン申請を開始している。

 

 

 

③子育て世帯への臨時特別給付金事業費   597,374千円

小学校等の臨時休校等により新型コロナウイルス感染症の影響を受けた子育て世帯の生活を支援する取組の一つとして、低所得者層に限定せずに中間所得者層も含め、児童手当を受給する世帯に臨時特別の給付金(一時金)を支給するため、児童1人につき1万円を上乗せする。

 ・給付対象者 58,000  平成16年4月2日から令和2年3月31日までに生まれた子ども

  ※令和2年3月まで中学生であった児童も対象に含まれる。

 

 ④家庭学習通信環境整備支援事業 149,400千円

   ア 講義動画配信

YouTubeサイト上に、学校ごとにチャンネル開設し、各校で作成した講義動画を配信する。

   イ 通信環境整備

    受験を控える区立中学校3年生全員に対し、学校休業期間中、タブレットとモバイルルーターを一律貸与し、講義動画視聴環境を整備する。

⑤傷病手当金の支給 30,000千円

   新型コロナウイルス感染症に感染した国民健康保険に加入している被保険者に対し 傷病手当金を支給する。