連日、最前戦で「新型コロナウイルス」と戦っている医療機関の皆様、社会生活維持の為に従事して頂いている皆様方、保健所をはじ めとした行政機関のスタッフの皆様方に心から敬意と感謝を申し上げます。

 

 

 

昨日、東京23区の議長会が開催され、情報交換や各区の対策を共有させて頂きました。

特別区(東京23区)も独自の対策を進めはじめている事を知る良い機会になりました。

いよいよ独自性を打ち出す局面となり首長の手腕が問われて来ます。

首長の皆様方も経験のないウイルスとの戦いに挑んでいるわけであり、議会の立場からは、当然応援をしていることろです。

ここで今、首長として必要なことは「区民の生命と財産を守る」理念を明確に掲げる事が必要かと思います。

その為に全力を尽くす事は、当然でありますが、未経験の対処で時には躊躇する事もあるかと思います。

P.Fドラッカーは著書「プロフェッショナルの条件」の中で・・・

「リーダーシップ」とは、組織の使命を考え抜き、それを目に見える形で明確に確立することである。

地位や特権ではなく「責任」と見ることである。

そして、何事もだいたいにおいてうまくいかないものだが、その失敗を人のせいにしない事が肝要と言っています。

ニューヨーク州知事のクオモ知事は、強力な対策を打つ前に市民に対して訴えかけました。

「責任は、私がとる。」

「誰かを非難したければ、私を非難して欲しい」と訴えました。

私は、正にこの姿勢が真のリーダーであり、住民と自らの組織に対し安心感をもたらす重要な姿勢であると強く感じました。

役所の存在は、正に「区民の生命と財産を守る」為にあるわけであります。

今、首長に求められる事は「責任」を取る覚悟を持ち、やれることは、全てやり抜く決意表明し、実行する事であると思います。

首長と共に行政経営の一翼を担う立場の「議会」は、そんなリーダーを全面的に応援します。

その前提として「議会」に対して「説明責任」も確実に果たして欲しいと希望します。

区民と行政が一丸となりこの難局に立ち向かいましょう。