1月29日(水)、板橋区役所南館6階教育支援センターで、令和元年度第3回区長記者会見を開催し、令和2年度当初予算案の発表を行いました。令和2年度の一般会計の予算規模は、2,219億1,000万円、対前年度比2.6%の増となっています。

特別会計合わせて3,330億5,300万円となります。

 

 

 

令和2年度当初予算案の主要事業

令和2年度当初予算案の主要事業の中から、4つのいち押し事業をご案内します。

発達障がい者支援センターの開設…37,675千円

成人期の発達障がいに関する相談の増加や支援についてのニーズが高まる中、平成28年、発達障害者支援法が改正され、乳幼児から成人期までの切れ目のない支援など、より細かな支援が求められるようになりました。そこで、ライフステージに合わせた総合的な支援を行う拠点として「発達障がい者支援センター」を開設します。概ね16歳以上の発達障がいのある方とその家族が安心した暮らしを営めるよう、専門相談、社会参加に向けた訓練などのほか、従前より行ってきた15歳以下の発達障がい者支援事業や関係機関との連携により切れ目のない支援を行い、社会参加の拡大と就労支援を促進していきます。

板橋で楽しむオリンピック・パラリンピック…99,647千円

今年夏に実施される東京2020大会に向け、これまで実施してきた様々な機運醸成事業や、参加・体験型イベントを通して、区民とともに区全体で大会を盛り上げていきます。さらに、区民の記憶に残る大会にするため、イベントなどの様々な機会を捉えて区民参加を促し、次世代にもつなげるレガシーの創出を図ります。

地域経済活性化支援でSDGsのさらなる推進…102,542千円

地域経済の持続的な維持・発展に向け、区内中小企業のSDGsに対する認知度の向上と普及に向けた機運醸成、事業承継・創業支援を含めた経営力の向上を図っていきます。また、区内産業の活性化を図るため、ベンチャー企業・起業家(新規創業者及び創業間もない方)に対して、安定した経営実現に向けた支援を行い、区内立地を促進していきます。 

リアルタイム情報共有で災害に強い避難所へ…49,570千円

近年多発している自然災害に対応するため、支援拠点となる避難所の果たすべき役割は大きくなっています。そこで電力の充実やWi-Fiを活用した通信環境の整備により、災害時に避難所となる施設の質を高めていきます。

また、区民一人ひとりの防災意識の向上をめざし、災害時の情報収集方法について周知徹底を図っていきます。