板橋区議会議員 元山よしゆきオフィシャルブログ「Challenge!」Powered by Ameba

本日、本会議にて自民党を代表し、質問に立ちました。

私は、今の板橋区政にとって最大の課題だと思っている区政経営を中心に質問しました。

板橋区の財政は、私が行財政改革の委員に就任した平成15年を境に平成16年あたりから回復基調に入りましたが、区政経営者が代わり再び平成19年から悪化の一途を辿りはじめ、いよいよ危機的状況になって参りました。

実に平成23年度経常収支比率は91.1%となり財政の硬直化が危険水域に達しています。

このままだと板橋区では、義務的事業しかできなくなり区政経営の独自性は、なくなってしまいますし、事実失いつつあります。

そこで今般「いたばしNo.1実現プラン2015」「板橋区経営革新計画」の改訂に着手したと言う事で理解をしているところです。

その背景としては、主に外的要因があり経営的には、避けられなかった様に改訂の中間まとめからは、読み取れるのですが、はたしてそうでしょうか?

私からしてみると、この様な外的要因への対応は、経営上、当然求められるものであり、日々のPDCAサイクルをしっかりまわしていれば、修正可能であると考えます。

また、平成19年から着手した「板橋区経営刷新計画」の着実な執行でも経営改善ができていたはずですが、今回、改訂に着手すると言う事は、「板橋区経営刷新計画」執行の結果、経営改善は、どうなったのか?

日々の業務執行においてPDCAサイクルが機能していないのではないか?と疑問を抱き以下の質問を投げかけました。



「板橋区経営刷新計画」そのものの検証結果と次期修正計画である「いたばしNo.1実現プラン2015」及び「板橋区経営革新計画」へ何をどう修正したのか?それを更に改訂とは、いったいどういう事なのか?

更に日々の業務執行の中でPDCAサイクルが機能していないのは、どこに問題があると自覚し全庁への浸透をどう図るのか?を問いましたが、具体的な答弁には至らず、理解できませんでした。


次に予算編成とローリング作業について質問しました。

次年度予算編成については、緊急財政修正が必要ですから一律シーリング手法は、仕方がないとしても平成26年度予算編成には、通用しません。

なぜか?と言うとこの手法は、投資額を減額すると投資効果が失われる領域にまで影響を与えてしまうからであります。

いわゆる「選択と集中」が利かなくなるからであります!

そこで・・・

区長は、平成25年度予算編成に向け、どの様な理念を持って全庁に指示をしているのか?

また、改訂にあたってどの様な理念を持って全庁に指示をされているのか?更にその理念は、全職員で価値観共有ができているのか?を問いましたが、ただただ優先すべき事は、歳出の削減であるとの事でした。

これでは、縮小均衡経営になってしまい、中長期的に成長する事はありません。困りました。


次に板橋区の成長戦略ですが・・・

私は、産業経済対策と社会インフラ整備及び政策企画による板橋ブランドの強化を上げます。→いわゆる仕掛けづくりです!

板橋区の活性化には、成長戦略が不可欠です!

この分野で、戦略的に動けなければ、板橋区の成長はありえません。

そこで・・・産業経済戦略です!

アメリカでは、対中国での生産に関して賃金上昇や模造品リスク、品質保持及び輸送コストの観点から、コストアドバンテージがなくなりつつあり、製造業の国内回帰がはじまっています。

いずれ我が国も製造部門の国内回帰がはじまるものと考えます。

その時に受け皿になるチャンスが板橋区にはあります。

ひとつの視点にすぎませんが、この様な現況は、板橋区の産業にとって少々明るい材料だと思います。

板橋区は、戦略を立てる上で、マーケットリサーチに時間と労力をかけているのか?

残念ながら、かけてないですね。

そこで、私が最も期待しているのが我が区の「産業経済部」です!

唯一、仕掛け次第で、歳入を増やす事ができるセクションです!

成長戦略を掲げるのであれば・・・

ここだけ次年度予算の構成比が上がるものだと思っていますが、次年度予算は、どうなるのか?

その産業経済対策では・・・

各事業がニーズに合った効果的な事業になっているのか?

まず、しっかり検証する必要があります。

決算分科会で、板橋区の産業の強いところを聞きましたら印刷・鉄・化学・機械分野だそうです。

一方で、日本の貿易収支を見ると、これまで外貨を稼いできた産業は、やはり板橋の得意な製造業です。

今後、産業経済支援策として以下の事業強化を提言しました。

☆鮮度の良いマーケット情報の提供。

☆板橋の製品を内外のマーケットに繋げ産業クラスターをつくるお手伝い。

☆経営支援として卓越したマネージメントの導入指導で、個の力を引き出し企業力の強化を図る。

☆板橋区発注事業を産業経済策化する事で内需拡大を図る。

☆産業集積地を守る施策の実行。

☆新たなチャンス分野の企業誘致。

☆これらに対応できる組織編成。


次にベント企画については・・・

その目的と狙いを明確化し、経済効果を欲に追求する事が必要です。

例えば、産業見本市や花火大会、マラソン等の経済効果や運営収入等、検証をしていますか?費用対効果を追及して欲しいと思います。

「選択と集中」は、戦略がないと叶いません。

板橋区の成長戦略そのものを問いましたが、持ち合わせてなく、今から考えるとの事。

びっくりしたのと同時に困ったものだと言うか・・・

強い危機感と私にできる事を仕掛ける必要があると思いました。


次に財源確保の視点から質問しました。

第三回定例会の答弁で財源確保について「契約差金をはじめとした余剰財源を確保する」と答弁されていました。

契約差金が出ると言う事は、見積積算の精度が悪いと言う事であり、財源確保策として減額配当を当てにすると言う様な事は、経営努力とは言えませんのでまず、指摘をしておきました。

今晩は、ここまでをレポートします。

総じて質疑が、かみ合わずストレスが溜まりました。

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下記動画にて高齢者住宅の発言がご覧いただけます。(第四回定例会)

http://www.itabashi-city.stream.jfit.co.jp/vod_play.php?CNTID=17646&PREVPAGE=%CC%E1%A4%EB

(第二回定例会録画)
http://www.itabashi-city.stream.jfit.co.jp/vod_play.php?CNTID=15971&PREVPAGE=%CC%E1%A4%EB