2日の区民環境委員会の主な議案は、証明書発行等の手数料と施設利用料の条例改正案でした。
料金設定の更新ですから、時節にあった改訂になります。
殆んどがUpしますが、算定式に基づきDownするものもあります。
しかし・・・
その算定には、いわゆるマーケティングと施設ごとのP/L(Profit and Loss Statement)の視点が、欠如していました。
役所側は、民間事業でないのだからP/Lを用いるのは、適当でない!との考えの様でしたが・・・。
はたしてそれでOKなのか?
受益者負担を抑え税金を納入し補てんするのが、当たり前なのか?
今回の条例改正も料金改定は、4年毎の見直しのルールのはずが、実は4年前に更新せず、据え置いて今回8年ぶりの改正案を上程したのであります。
私は、区政経営上の観点から、8年も更新せず運用してきた事の方が、問題であると指摘しました。
本来ならば、税金による補てんをできるだけ回避する為の利益優先の料金体系を常に保つ事。
そうです!いわゆるP/Lとマーケティングで適正価格が自ずと出てくる訳ですが、板橋区には・・・板橋区政経営上、こう言った視点は、現在持ち合わせていないらしいです。
私の考えでは、今回の条例改正で、手数料・利用料の精度は、上がりますので全ての議案に賛意を表明しましたが、大きな課題が残りました。
板橋区は、来年度予算編成に着手していますが、危機的な財政状況から50億程の財源不足で予算編成ができません。
どうにもならない状況下で、全事業にシーリングをかけ縮小均衡経営に舵をきります。
短期的には、効果が出ますが、中長期的には、更なる財政悪化となるでしょう。一番やっては、いけない手法だと思います!
この厳しい時代に板橋区政は、この様なマネージメントで乗り越えられるのか?
区長直属の諮問機関を設け答申をもらっていますが、この様な状況に陥っていると言う事は、機能不全です。
板橋区政には、緊急に財務に精通した人材が、必要だと思いますし、経営手法の見直しも必要だと思います。
キャッシュ・フロー!
B/S(Balance sheet)を見てみよう!
調達資本→投下資本
調達資本=歳入総額+基金(内部留保)
↓ ↓ ↓
調達資本で設備投資をする。=投下資本化
P/L(Profit and Loss Statement)を見てみよう!
投下資本→
この資産を使って事業展開→
売上(税収及び税外収入)を立てる。
執行残(利益)→内部留保(基金)へ
ざっくりお示しをすると・・・
この様な見方で収支均衡に補正して行けるのではないか?と考えています。
私は、行政サービスであっても”キャッシュ”を生み出す努力をして行かなければならないない時代に突入したと認識し、腹をくくって行財政改革を進める必要があると板橋区に進言します!
ひとつひとつの事業の分析なしに丼勘定では、当然事業は、膨らむにきまっています!
経営革新会議や行政評価委員会は、目的を果たしているのか?
今日の財政状況を見ると残念ながらその職責を果たしているとは、言えません。
私がトップだったら、効果が出せるプロジェクトチームを編成し、職員と経営改革の理念をしっかり共有しながら行財政改革を断行しますね。
今は、プレッシャーをかけるしかない!今の立場で全力で立ち向かう決意です。
この様に”秋の板橋区議会”は、まだまだ続きます・・・。
ご賛同を頂ける方は、クリックをお願いします。
にほんブログ村 (毎日更新)
公約の高齢者住宅&保育園複合施設が実現します!
こちらをご覧ください。
http://www.m-yoshiyuki.net/img-activity/2011report3.html
下記動画にて高齢者住宅の発言がご覧いただけます。(第四回定例会)
http://www.itabashi-city.stream.jfit.co.jp/vod_play.php?CNTID=17646&PREVPAGE=%CC%E1%A4%EB
(第二回定例会録画)
http://www.itabashi-city.stream.jfit.co.jp/vod_play.php?CNTID=15971&PREVPAGE=%CC%E1%A4%EB