原発と核兵器GATEを観た。

縁あって世界核兵器解体基金GND　Fund代表のマッド・テイラー監督作品である「GATE」の自主上映会に招かれた。

今の私にとって「核」のあり方について改めて考える事は、最も必要なことであり重要な時間を与えて頂き感謝。

さて、今から６６年前の１９４５年７月１６日ニューメキシコ州にある「トリニティーサイト」で世界初の原子爆弾実験が実施された。

この世に核兵器の炎が燃え上がった瞬間である。

時のハリー・S・トルーマン大統領は、１９４５年６月の段階で我が国から条件付き降伏の用意がある旨の申出があったにも関わらずそれを無視し、日本に原子爆弾の投下を命じた。

同年８月６日午前８時１５分広島市、８月９日午前１１時２分長崎市に原子爆弾を投下し、多くの非戦闘員を無差別に殺戮した事は、皆さんの知るところである。

この時の残り火は、６０年間燃え続けていた。

この映画は、原爆投下によって開かれた「破滅の輪」を閉じるために原爆の火が最初に燃え上がった場所「トリニティーサイト」にこの火を戻し、この火を消す事によって負の連鎖を絶ち永遠に眠らせようと日本の僧侶らが、アメリカ大陸２，５００ｋｍを行脚したドキュメンタリー映画である。

この「トリニティーサイト」へは、これまで様々な反核運動家が入門にチャレンジして来たが、GATEが開かれた事は無かった。

今回のチャレンジは、２００５年。時のジョージ・W・ブッシュ大統領は、「トリニティーサイト」の門番に開門に関する全ての権限を与えた。

結果、GATEは、開けられ「破滅の輪」を閉じる事が出来た。実に６０年の歳月が流れたのである。

３．１１の大震災を受け福島ショックは、未だに目途が立たない状況である。この事態を受け、一刻も早く原子力発電に頼らない代替えエネルギーの開発を進めなければならないと思う。

「直ちに原発を止めろ！」と叫ぶ方もいますが、ここは冷静な政策判断をしなければならないと思う。

マッド・テイラー監督との懇談の中で、監督は、「直ちにウランの新規採掘をやめさせる事からではないか？」と言っていた。

もうひとつ、全世界が保有する核爆弾の核燃料を原発利用にまわせば１５年分の燃料になるとも言っていた。

核兵器解体と原発問題は、密接な関係があると理解し、監督の考えに同意した。

代替えエネルギーの移行期に核兵器の核燃料が使用できると考え、今後私の主張の中に入れたいと思う。

今回の原発事故は、総理と官邸による人災だが、転換期であった事は、間違いないと思う。

私は、昨年本会議で毎年派遣している平和祈念式典に中学生を各校複数名にする様、訴えたが今年から広島・長崎へ各ひとり派遣する事になった。次世代にしっかり繋いで行きたい。

ドイツ気象庁による放射能物質拡散予測

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所属委員会が、決まりました。

http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/000/000528.html

下記動画にて発言がご覧いただけます。(第四回定例会）

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