会社を辞めちまった男 | よこの元気な闘病記(卵巣癌と食道癌からの復活)
今から3年前の事。



私は 卵巣癌の手術とその後の抗がん剤治療の為に休職していた。



無事手術を終え、退院したのもつかの間、腸閉塞で またすぐに入院したりして



あわあわと無我夢中で3月4月と駆け巡っていた。



抗がん剤も無事に始まりっていう、そんなある日、



帰宅した夫から、いきなり衝撃の言葉が



夫「オレ、今日仕事辞めたから。」



私「え゛~っ! な、なんで~!?」



事情を聞くと 確かに夫が頭にくるのもわかる。



父親が興した仕事を兄が継ぎ、 後継者の甥から 酷い仕打ちを受けたようだ。



だけどさ~なんで私が休職している今なのよ。


我が家にプーは二人要らない。



よこ家はどうなるんだ~!?



思えば、お姑さんの生前、私が足の靭帯を断裂した時は謎の高熱出して入院した夫。



そして、私が癌になって仕事が出来なくなったら、自分も仕事辞めるなんて、



私に対する嫌がらせか~!って思う位、私のピンチをさらにピンチにする男。



せっかく今まで35年間も積んだキャリアなのに、甥と関わる同じ仕事はもうやりたくないと、生意気な事言うので



翌日からハローワークに通い 仕事を探した。



だけど 50過ぎのオヤジに素敵な新しい仕事など見つかるはずもなく、



夢破れ、療養生活の私と共に 元気な夫も療養するはめになった。



夫が家にいるだけで 私の仕事が増え、治療中の私には非常に迷惑な事態となった。



それなのに、夫は 友人たちに



夫「カミさんの通院の為に 時間の融通のきく仕事に変わるんだ~。」



なんて言ってのけちゃってる。



オイオイ、違うだろ、違うだろ~!私をだしにしないでよ~みなさ~ん、甥っ子とケンカして辞めたんですよコイツは~!



って言いたかったね。



結局、夜勤のある、本人いわく [世の中で1番辛い仕事]
についた訳なんですけど。



ちなみに、私が昨年、再発して抗がん剤治療始まっても 夫の休日と合わず、私はほとんど一人で通院しました。



まあ、でも 石の上にも三年、夫の仕事が続いただけでも よしとするか。