朝のゲリラ豪雨にやられ、仕事前から下半身がビショビショのスタートとなってしまいました。


さて、今回は…


案外、自覚しづらい背中の張りやコリ。


そのまま放って置くと、腰痛などにもなりかねません。


そこで今夜は、背中の張りやコリのお話から。




🙄同じ姿勢や骨盤の傾いた座り方などが原因


まず、背中が硬くなるのは、次のような原因が考えられます。



➜背中を丸めた姿勢


スマホやタブレットを見続ける、デスクワークでパソコン作業を行うなど、、背中を丸めた猫背の状態を続けると、一部分の筋肉しか使われず、血流不全と疲労蓄積を起こします。


次第に背中の筋肉が硬くなり、張りやこりなどの症状が現れます。



➜骨盤が傾いた姿勢


骨盤が前傾した座り姿勢を続けていると、腹部の筋肉は縮まってインナーマッスルが機能せず、結果、骨盤の歪みへとつながります。


骨盤が傾くと、バランスをとるために背中が丸くなり、首から頭も前に突き出たような形に。


結果、頭の重さが肩や背中にかかり、痛みが出ることもあります。



➜運動不足


運動は、背中の筋肉だけでなく、様々な筋肉を使います。


運動不足になると筋肉を使う機会が減り、血液のめぐりが悪くなります。


血行不良は冷えを引き起こし、その結果、背中の筋肉はどんどん硬くなって張りやこり、痛みを引き起こします。



🙄自律神経の乱れや内臓不調、呼吸の浅さなども引き起こす?!


背中が硬くなると、背中の張りやこりだけでなく、カラダに様々な悪影響を及ぼすことがあります。



➜自律神経のバランスがくずれる


首から背中、腰にかけて、心身の状態を活発にする交感神経、休息させる副交感神経の2つの自律神経が通っています。


背骨がゆがむと、脊椎の近くをとおる交換神経が刺激され、優位に。


このように、自律神経のバランスに影響を与えてしまいます。



➜内臓の不調


姿勢が悪いと胸郭が狭くなり、内臓を圧迫してしまいます。


肺などの呼吸器、胃腸などの消化器、膀胱や子宮など本来の動きをすることができず、不調を引き起こします。


また、 腸と関係の深い自律神経が乱れることで、消化不良になることもあります。



➜呼吸が浅くなる


背中が丸まっている時は胸が閉じているため、肺の動きが鈍くなります。


また、背中の筋肉は呼吸のサポート的役割も担っています。


背中が硬くなるとその役割が果たせず、呼吸が浅くなりがちです。


さらに、自律神経が乱れて交感神経が優位になるとカラダは緊張状態が続き、血圧が上昇。


脈もあがり、浅い呼吸になってしまいます。



➜カラダがむくむ


背中の筋肉が硬くなると、血流が悪くなります。

血流が停滞することで老廃物の除去ができず、不要な水分をため込むことで背中がむくみ、ぽってりした印象になってしまいます。



🙄スキマ時間にできる背中ほぐしストレッチ


背中の硬さから痛みを引き起こさないためには、

背中の筋肉を使い、血流改善にもつながる運動を継続的に行うことが大切です。


ウォーキングやスロージョギングは、腕をしっかり振ることで背中の筋肉を使うことができます。


また、これらの運動は有酸素運動なので、背中だけでなく全身の筋肉を使うので、血行促進には効果的です。


また、姿勢が悪くなる座り方にも気を付けましょう。



〜座り姿勢の注意POINT〜


・おへその下に力を入れて骨盤を立てるイメージ

・背筋をまっすぐ伸ばす

・目線が20~30度下に向くように、イスやテーブル、パソコンの画面の向きなどを調整

・足を組むのは骨盤のバランスを崩れるのでやめる


さらに、背中の硬さを和らげるストレッチを実践してみませんか?!



🙄座りながら&スキマ時間にできる3種類のストレッチ


➜腕あげ背中伸ばし


①手のひらを天井に向けながら組み、側頭部に腕がつくよう腕をひっぱりあげる


②そのままの姿勢で、顎が上がらないよう意識して右にカラダを倒して10秒キープ


③もとの位置に戻し、同様に、左にカラダを倒して10秒キープ



➜肩甲骨動かし


①背筋を伸ばし、カラダの横で肘を90度に曲げる


②背中の伸びと肩甲骨の動きを意識しながら、肘を後ろにひく


③10秒程度キープした後、元の位置に戻し、繰り返し行う



➜背中丸めたり開いたり


①肘は肩と同じ高さまで上げ、90度になるよう手を上にのばす


②背中を丸め、肘をくっつけるよう腕をカラダの中心に動かし合わせる


③肩甲骨をくっつけるような意識で肘を開き、胸をひらいて背筋を伸ばす



猫背にならず、正しい姿勢を続けようと思っていても、一度、クセがついた姿勢を治すのは難しいものです。


さらに、スマホやタブレットなどの使用時間が長い生活環境では、どうしても背中に負担がかかってしまいます。


姿勢改善には、まずは正しい姿勢に戻そうという意識が大切。


そして、日常に継続的な運動をとり入れることで、背中の筋肉をやわらかく保つことです。


肩コリや腰痛などの痛みにも、運動効果で改善が期待できますので、気になる方は、ぜひ一度お試しください🍀