それほど震度は大きく無いものの今夜は地震があり、ビックリしました😳
 
皆さんは、大丈夫でしたか?!

さて、今回は前回の続き。

四つの側面から、二つ目と三つ目の養生をみていきましょう。



🍀日々の食べ物が身体をつくる

食事は私たちの生命維持にとって欠かすことのできない最も基本的な営みです。

私たちの身体は毎日の食生活の結果ですから、毎日の食生活=今の身体の状態ということができます。

まさに健康にとって望ましい食生活が健康な身体をつくるのです。

そのための方法が食養生法です。


そんな食養生法では次の十項目を意識します。

〜食養生法十項目〜

・気候風土に合ったその土地でとれる食材を食べる
・季節に合った「旬」のものを食べる
・食材をまるごと食べる
・玄米などの穀物、自然発酵食、豆類、野菜等を多く摂る
・加工食品や食品添加物をできるだけ避ける
・食事の量は腹七分目
・一口ごとに十分に噛む
・水分を摂り過ぎない
・楽しい雰囲気で食卓を囲む
・食べ物に対して、感謝の気持ちを大切にする

これらの基本項目を見ると、玄米を基本とした日本古来の典型的な食事スタイルを思い浮かべることができます。

重ねて言えば、他の季節に比べて栄養価が高い『旬』の食材を、なるべく皮や根も上手に調理してまるごと食べることを基本としています。

つまり、『穀菜食』の食生活を習慣づけることなのです。

現代の食生活は、以前と比べて肉類や菓子類を多く摂りすぎる傾向にあるため、脂肪分や糖類は過剰に摂っている反面、ビタミン類やミネラルなどの栄養素が不足しがちです。

この栄養アンバランスを、毎日の食事の中で意識的に解消していくことが大切なのです。



🍀運動することで自律神経を調整する 

私たちの身体には自律神経と呼ばれる神経系が働いています。

これは私たちの意志とは関係なく、自動的に作用している神経系で、二種の神経系に分けられます。

一つ目は日中身体を活発に動かす際に働く交感神経で、二つ目は、夜にかけて身体を休める時に働くリラックス型の副交感神経です。

動養生法は、主に交感神経の働きを促しますが、これによりもう一つの副交感神経もバランスよく作用するよう、両面から活性化していきます。

動養生法には、養動法、スワイソウ、活性呼吸法などがあります。


〜養動法〜

自律神経のバランスを整えるためのエクササイズです。

背筋や腰の筋肉をほぐしながら緊張をゆるめ、血行を良くします。

①あぐら、または正座をします。
背もたれのないイスを使う場合には、浅く腰掛けます。

②次に、ひざを肩幅に開きます。
手は親指と人差し指で輪を作り、残りの指は交互に組みます。そして、太ももの上におきます。
あごを引いて背筋をのばし、お腹を少し突き出します。
この時、頭の上から引っ張られるような感覚を意識します。

③身体の力を抜きながら肩を下げ、お尻を閉めます。
リラックスした気持ちで、ゆっくりと深呼吸を数回行います。
前後にゆっくり身体をゆらし、次に左右にゆらします。
スムーズな動きになるまで、これを数回繰り返します。

④次は腰を中心にして時計回り(右回り)にゆっくり回します。
前方向に意識を向けながら、お腹が前方にきたら、ぐっと突き出します。
この時、頭や肩はあまり動かさずに、腰を中心にして回しましょう。

この動養生法の続きは、また次回に🍀