夜になってもあまり暑さがやわらぎませんね😣

さて、今回は…

近年、チョコレートやドリンク・サプリメントなど、ギャバ(GABA)が配合されたさまざまな商品を店頭で見かけるようになりました。
 
ギャバは、現代人のニーズにマッチした効果が期待できるとされる成分。

今夜は、ギャバの効果や効率的な摂取方法を先生から学んでいきましょう。




🙄ギャバ(GABA)とは?

ギャバ(GABA)は、Gamma Amino Butyric Acidの頭文字をとった略称です。

日本語で、γ-アミノ酪酸といいます。

アミノ酸の一種ですが、タンパク質の素にはならない非タンパク質性アミノ酸です。

水に溶ける性質を持っているため、腸管から素早く吸収されます。

人間をはじめとした哺乳類動物の脳や脊髄に多く存在し、興奮を抑える抑制性の神経伝達物質として働くのだそうです。

近年、美容・健康への意識が高まり、機能性表示食品や特定保健用食品などの機能性食品として、ギャバを含んだ商品が人気を集めています。

確かに、スーパーや薬局、コンビニなどでもGABA配合の色々な商品を見かけますよね。


🙄ギャバ(GABA)に秘められた効果

先生いわく「ギャバ(GABA)の一日の摂取目安量は28㎎以上であり、摂取によりさまざまな効果が期待できるとされています。

具体的な効果として…

➜ストレスを緩和する

複数の研究により、ギャバ(GABA)はストレスを緩和する働きがあることがわかっています。

ユニークなものとしては、京都女子大学と静岡県立大学の共同研究により行なわれた日本一長くて怖い生活橋を使った実験。

奈良県にある高さ54m、全長300mにものぼる吊り橋を渡り、中間地点での被験者にかかるストレス指数(IgA)を計測しました。

事前にギャバを摂取した被験者では、ギャバを摂取しなかった被験者と比べて、明らかにストレス指数が低値を示したのです。
 
これにより、吊り橋でのストレス軽減にギャバが有効である可能性が示唆されました。


➜疲労感の軽減

ギャバ(GABA)には、疲労感を軽減させる働きがあることも実証されています。

2019年にある化学会から、28㎎のギャバが入ったコーヒー飲料を使った実験結果が報告されました。

実験内容は、ギャバ入りコーヒーを飲んだ被験者と、ギャバ無配合のコーヒーを飲んだ被験者に対して、計算問題によるストレス負荷をかけるというものです。

その結果、主観的な疲労感の値(クロモグラニンAおよびVAS)がギャバ入りコーヒー飲料を飲んだ被験者で優位に低下しました。

これにより、ギャバは疲労感を緩和させる効果があると示唆されました。


➜睡眠の質の改善

2019年の報告によると、ギャバ(GABA)の摂取は睡眠の質を上げることも示唆されています。

実験は、介護老人保健施設に入所している高齢者に対して行なわれました。

夜寝る30分前に100㎎のギャバを摂取してもらい、入眠のタイミングやノンレム睡眠時間・朝起きたときの気分について小型脳波計などを用いて調べたものです。

その結果、GABAを摂取していないグループと比べて睡眠の質の改善がみられました。


➜血圧を下げる

ギャバ(GABA)を摂取すると血圧を下げる働きがあることは、古くから知られています。

これは、ギャバが臓器の末梢血管にある交感神経系の伝達を抑えて、血管の収縮を緩やかにするからだと考えられているのです。

次回は、先生おすすめの効率的に摂取する方法について、続きを学んでいきましょう🍀