あっという間に、今日から7月。
今年の後半戦がスタートですね🎐
さて、今回は…
今週は更に暑さが増し、35度にもなる日があるそうです😮
もうすぐ本番となる夏の不調は暑さと湿気が主な原因。
薬膳の世界ではそれぞれを、暑邪(しょじゃ)、湿邪(しつじゃ)と呼び、取り除くべきものと考えられています。
今夜は、薬膳から見た“夏の不調のわけ”や、健やかに過ごすための食養生のポイントを先生から学んでいきたいと思います。
🎐薬膳的に夏とはどんな季節?
先生いわく「薬膳では身体の外からやってくる病気の原因(外因)を、邪気と呼びます。
邪気には風・寒・暑・湿・燥・火(熱)の6種類があります。
なかでも高温多湿な日本の夏は、暑さによる暑邪(しょじゃ)、それから湿気による湿邪(しつじゃ)に注意が必要です。
食養生は、ちょっと早めに次の季節の食養生をはじめることで、より効果を発揮します。
夏を健康に過ごすためには、晩春のタイミング~梅雨くらいから、夏に向けた食養生を意識するといいでしょう。
夏は身体から暑邪と湿邪を追い出し、“心”の機能を高める!
食べ物は体質や体調に合わせて選ぶのはもちろん、季節に合わせることも非常に大切です。
食養生の世界では、夏は補陰養心といいます。
聞き慣れない言葉ですが、この4つの漢字に夏の食養生ポイントが詰まっています。
🎐補陰とは
潤いを補うこと。
陰陽(陰陽学説)は中医学の基本的な考え方のひとつで、夏と冬、昼と夜、天と地、雨と晴れなど、世界のありとあらゆるものを陰と陽に分けて考えます。
人の身体の内にも陰と陽があり、2つのバランスがとれているのが健康な状態です。
そして『陰』と『陽』のうち、夏は暑さによって『陰』が失われる季節。
『陰』は熱を冷ます働きを持ち、血液や体液(リンパ液、汗、唾液、鼻水など)、肌表面の潤いなど、身体のさまざまな潤いが含まれています。
『陰』が失われると、身体に熱がこもり、髪や肌や舌の乾燥、動悸、微熱、イライラして怒りっぽくなるなどの症状が現れます。
したがって、夏は失われた『陰』を補いながら、身体にこもった熱を冷ましてくれる食材がおすすめです。
キュウリ、ナス、トマト、枝豆、みょうが、ワカメ、スイカ、梨、バナナなど、夏が旬の食材を積極的に摂りましょう。
この続きは、また次回に🍀