今日も朝からよく晴れましたね☀
さて、今回は…
今が旬の無花果。
栄養価も高く、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富です。
そんなさまざまな効能をもつ果物として古くから親しまれ、『不老長寿の果物』とも呼ばれているようです。
そこで今夜は、生の無花果に含まれる主な栄養のほか、通年手に入りやすいドライ無花果なと、無花果のお話から。
まずは、主な栄養と効能をみていきましょう。
プチプチした食感とやさしい甘さから人気のある無花果。
無花果は聖書にも登場しており、古くから薬効の高さで知られる、栄養価の高い果物です。
無花果にとくに多く含まれる主な栄養素は…
➜ビタミンE
無花果に豊富なビタミンEは、強い抗酸化作用をもつ物質です。
細胞膜の酸化を抑えて、酸化された脂質による細胞のダメージを防ぐ役割があります。
また、細胞の酸化自体を防いで老化を防止する働きもあるため、別名『若返りのビタミン』とも呼ばれています。
➜ビタミンB6
ビタミンB6はタンパク質の成分であるアミノ酸の代謝にかかわる成分で、皮膚や神経を正常に保つ働きがあります。
また、ビタミンB6は熱や光に非常に弱い性質があるため、できるだけ新鮮な無花果を選ぶと、効率よく摂取できます。
➜葉酸
葉酸は、ビタミンB12とともに赤血球の合成にかかわるビタミンです。
ほかにも、DNAの合成にかかわっているため、新しい細胞を作り出す際にも重要な役割を担っています。
妊活・妊娠中の女性は、とくに意識して摂りたい栄養素と言われています。
➜カリウム
カリウムは体内の過剰な塩分(ナトリウム)を排出する働きがあり、高血圧の予防や、むくみの解消にも効果を発揮します。
無花果に限らず、野菜や果物にとくに多く含まれているミネラルです。
➜カルシウム
意外かもしれませんが、無花果にはカルシウムも含まれています。
カルシウムは歯や骨の健康を守り、筋肉や神経の働きを正常に保つ働きがあります。
私たちの体はカルシウムが不足すると、骨からカルシウムを溶かし出して血中のカルシウム濃度を維持しようとして、骨が弱くなる原因となります。
カルシウム不足にならないよう、毎日の補給が大切です。
➜マグネシウム
マグネシウムはカルシウムとともに働いて、筋肉の動きを調整する役割があります。
体を動かしたり、いろいろな臓器がスムーズに働いたりするうえで欠かせません。
マグネシウムはほかにも、骨格を形成したり、エネルギーを産み出したりする際にも使われています。
マグネシウムは多くの生命活動において重要な栄養素といえます。
➜銅
銅は鉄分の利用を促進し、からだの成長を助ける栄養素です。
さまざまな酵素の材料にもなり、エネルギーの生成や活性酸素の除去などに関与しています
➜食物繊維
食物繊維は腸内で善玉菌のエサとなり、お腹の調子を整える働きがあります。
とくに、無花果に豊富な水溶性食物繊維の一種ペクチンは、腸の中で水分を含むとゲル状に変化します。
その結果、血糖値の上昇を抑えたり、コレステロールの吸収をおだやかにしたりするのです。
食物繊維は普段の食生活で不足しがちな成分なので、意識して摂ると生活習慣病の予防にも役立ちます。
🌟ポリフェノールなどの有用な成分も
先ほどの豊富な栄養素のほかにも、体にとって有用な成分が含まれています。
無花果のもつ成分の一部として…
➜フィシン
タンパク質分解酵素であるフィシンが豊富に含まれています。
タンパク質の多い料理のソースに無花果を使用したり、デザートに無花果を食べたりすると、消化を助けてくれるのです。
フィシンは熱に弱い性質があるので、できるだけ加工せず、生のまま食べるとより効果が期待できます。
➜アントシアニン
無花果には、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれています。
アントシアニンは、視覚効果の改善に効果があるとされており、ブルーベリーや紫芋などにも豊富に含まれている成分です。
いちじくでは、とくに皮の部分に多く含まれているようです。
などなど、こんなにたくさんの栄養を含む無花果。
美味しい旬の季節に楽しみたいですね😋